平成28年度を迎えました。「チュータのひとりごと」を再開します。
中・高の入学式を4月8日(金)に実施しました。
式辞の一部を2回に分けて紹介しましょう。
さて,今日の入学式,特に中1生と高ⅠE組の生徒の皆さん,また保護者の皆様にとっても,新しい「出会いの日」とも言えます。
本校卒業生で衆議院議員を5期務めた小野晋也氏は,著書,「本物に学ぶ生き方」の中で「出会いの哲理」と題して,教育者である森信三氏の言葉を次のように紹介しています。
――人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える,しかも一瞬早すぎず,一瞬遅すぎないときに。――
この言葉について小野氏は
――人間は会わねばならない人には必ず会うのです。それが天の意志なのです。その対面がいかに嫌なことであったとしても,会うべき人には必ず会う。しかも,早すぎることもないし,遅すぎることもない。
だから,どうしてもこの人に会いたいと思わなくても,無理をしてその場をつくり出そうとしなくても,会わねばならない人には必ず会えるものなのです。
神の目からするならば,この世に起こるすべてのことが絶対必然である。起こるべくして起こったものなのであると森は言います。そしてさらに,それは絶対最善のことであるとも言います。
必ず自分にとってベストのことが起こっている。こう信じて生きるがゆえに,人生というものは豊かになるのであり,輝くものになるのです。――
と述べています。