過去のチュータのひとりごと

(2016/04/17)チュータのひとりごと 第488回(平成28年度 中学・高校入学式 式辞(1))

 平成28年度を迎えました。「チュータのひとりごと」を再開します。

 中・高の入学式を4月8日(金)に実施しました。

 式辞の一部を2回に分けて紹介しましょう。

 

 さて,今日の入学式,特に中1生と高ⅠE組の生徒の皆さん,また保護者の皆様にとっても,新しい「出会いの日」とも言えます。

 本校卒業生で衆議院議員を5期務めた小野晋也氏は,著書,「本物に学ぶ生き方」の中で「出会いの哲理」と題して,教育者である森信三氏の言葉を次のように紹介しています。

――人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える,しかも一瞬早すぎず,一瞬遅すぎないときに。――

 この言葉について小野氏は

――人間は会わねばならない人には必ず会うのです。それが天の意志なのです。その対面がいかに嫌なことであったとしても,会うべき人には必ず会う。しかも,早すぎることもないし,遅すぎることもない。

 だから,どうしてもこの人に会いたいと思わなくても,無理をしてその場をつくり出そうとしなくても,会わねばならない人には必ず会えるものなのです。

 神の目からするならば,この世に起こるすべてのことが絶対必然である。起こるべくして起こったものなのであると森は言います。そしてさらに,それは絶対最善のことであるとも言います。

 必ず自分にとってベストのことが起こっている。こう信じて生きるがゆえに,人生というものは豊かになるのであり,輝くものになるのです。――

と述べています。

 

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