さて,実施要領の中に修学旅行の目的が5つあったことは覚えていますか。
3番目の目的に,「規律ある集団行動を通じ,社会性を陶冶する。」とあります。特に服装に関して,全体的にはきちんとできていたのですが,気になる生徒もいました。
制服というのはきちんと着こさないとおかしいのです。
自分の姿は自分では分かりません。
(私のネクタイをゆるめて)このようにネクタイをゆるめると,いかにだらしないかが分かるでしょう。
男子生徒の学生服の第1ボタン,そして女子生徒のネクタイはきちっとするのが当然のことなのです。今後も,流行に流されることなく,品位のある習慣を続けてくださることをお願いします。
それから,集合時間について,先生から注意を受けた生徒もいましたが,集団に迷惑をかけることを考えれば時間厳守のルールを守ることは大切なことです。
4番目の「共同生活を通じて,師弟間や生徒間の人間関係を深める。」ということについては,皆さんの雰囲気から,互いの人間関係が大いに深まったことが見てとれました。
最後に,この修学旅行が順調に運んだのは,特にJTBの3名の添乗員の皆さんのおかげであったことはもちろんのことでありますが,学年主任をはじめ,引率の先生方の素晴らしい心遣いがあったことを忘れないでください。
夜中まで見回りをされていたことは,ほとんどの皆さんが気付いていないことです。
皆さんの目に見えない,あるいは皆さんの目に触れにくい心遣いがあってはじめて,このような行事が成り立っているのだということに対して,感謝の気持ちを忘れないでください。
今後の60期生の健闘を祈って,閉校式の言葉とします。