過去のチュータのひとりごと

(2016/09/18)チュータのひとりごと 第500回(「チュータのひとりごと」第500回記念 思い出と今後)

 「チュータのひとりごと」が今回で500回を迎えた。

 これを記念して,「チュータのひとりごと」の「思い出」と「今後」について述べてみたい。

 「チュータのひとりごと」の第19回(2001年4月15日)の「チュータ日誌のきっかけ」で経緯を報告しているので,参考にしていただきたい。

 

 本校が学校ホームページに「教務日誌 (現在のチュータ日誌)」を開設したのは2000年(平成12年)の9月である。

 当時,総務広報を担当していた教諭から,ある学校の校長が不定期ではあるが学校の様子を紹介している記事を見たとの報告があり,本校でも学校ホームページに「日誌」を立ち上げてみてはどうかという提案があった。

 その当時,わたしは教務の仕事を担当していて,忙しい毎日を過ごしていたため,当初はこの提案を真剣に考える余裕がなかったように記憶している。

 しかし,そうこうするうちに,教務という部署は学校のあらゆる情報が集まるところであることに気づき,ホームページに日誌のコーナーを開設して,学校の情報を保護者に提供してみることにした。

 

 幸い,本校にはパソコンのハード面,ソフト面に精通している教諭がいて,2000年の9月に日誌のコーナーを開設することができた。

 最初は文章だけであったが,写真を掲載しないとインパクトがないことに気づき,1日の生徒の活動を写した写真を数枚掲載し,その説明文を加えた。

 当時のホームページの「ソフト」では写真にギザギザが入り,パソコンのディスプレイ上では綺麗に見えなかった。

 それでも,保護者や他校の先生方の反響は大きく,出かける先々で本校のホームページが話題にのぼった。

 わたしは意見を求められた時に,毎日更新する気持ちさえあれば,どこの学校でもできることだと述べた。

 時たま更新するのではだめで,極端に言えば,1年365日更新する気持ちがないと,読者

はイキイキワクワクして見てはくれないのである。

 以前の「チュータのひとりごと」でも述べたが,毎日更新していると,ディスプレイの奥に保護者の笑顔が見えたことを今でも鮮明に覚えている。

 また当時,寮日誌の更新も引き受けていたが,ある時,子供の顔が大きくアップして写っているのはうれしいのだが,個人情報という観点から問題があるのではないかというご指摘を保護者から受けて,パスワードを設定した。

 

 さて,「チュータのひとりごと」の第1回は「世界的教養人と全人教育」というタイトルで2000年10月22日に掲載した。最初の頃は教務を担当していたので,「チュータのひとりごと」ではなく,「教務のひとりごと」であった。

 開校期間中,出張等で毎週更新するということが困難な時期もあった。

 その際に,保護者や他校の教員から「読ませてもらってますよ。」という声をかけてもらったことが励みになって,現在まで続けることができた。声をかけてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいである。

 第1回からの「ひとりごと」の中で,自分の思い出になっている記事は,チュータのひとりごと第4回「一杯の味噌ラーメン」(2000年11月12日)である。

 この時の生徒から,先日電話をもらった。今では立派な社会人となって活躍しており,当時のことを話すとなつかしい思い出として心に残っていると語ってくれた。

 まさしく,「教育とは卒業後の思い出なり」である。

 

 ホームページに発信するときに大切なことは,見てくださる人たちが「感動,喜び,イキイキワクワク」する姿を思い浮かべながら,原稿を書くことだとわたしは思っている。

 それには,まず自分が「感動,喜び,イキイキワクワク」していないと相手に伝わりにくいのではないか。そう考えて,常にイキイキワクワクして仕事に取り組むことを心がけている。

 わたしの記事を読んで,皆さんに次への元気をもらっていただけたら,こんなに嬉しいことはない。

 今後もディスプレイの奥に保護者の笑顔を思い浮かべながら,職にある限り,勇んで更新を続けたい。

 

 読者の皆様,本当にありがとうございます。

 

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