今年度から夏休みにヨーロッパ研修旅行を実施することになり,初めての今回は,引率としてわたしも同行した。
日程は8月3日(水)~10日(水)の8日間で,23名の生徒と共に,イタリア・スペインを訪問した。
詳細については,ホームページで紹介されているので,ここでは,スペイン最終日に訪れた聖ドミニコの生誕地,「カレルエガ」でのミサについて報告したい。
今年が聖ドミニコ修道会創立800周年にあたることは,インテルノス第65号に詳しく紹介されている。
わたしたちがカレルエガを訪問した日は,聖ドミニコの祭日であった。
聖ドミニコの生家を訪問後,教会で地元の人たちと一緒に祭日のミサに参加させてもらった。
わたしは,今回の研修旅行の中で,最も感動したのがこのミサへの参加であった。
教会の外ではお祭りムードが漂う中,祭日のミサが厳粛な雰囲気の中で始まった。教会は満席で立ったままお祈りをしている人たちもいた。
聖歌隊の素晴らしいハーモニー,そして,司祭の祈り,その祈りの中で,愛光生が参加していることの紹介があった。
さらには,ホアン神父様の日本語でのお祈りがあった。その際に,会場の視線がわたしたちの方向に集まったことは言うまでもない。
愛光学園の「真実の故郷」にいるのだということを実感し,自然に涙が出た。そして,ミサが住人の日常の何気ない生活の中の一部であることに気付いた。
今回の旅で,このような素晴らしい経験ができたことを感謝したい。