過去のチュータのひとりごと

(2017/01/22)チュータのひとりごと 第514回(年頭挨拶)

 新年おめでとうございます。

 今年の「チュータのひとりごと」は,生徒への年頭挨拶の紹介から始めます。

 

 2017年の新春を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,新しい年に向かって元気で学習や部活動にチャレンジしてほしいと願っています。

 さて,今年の暦の干支(えと)は,丁酉 (ひのと・とり)で,動物は鳥があてられます。

 干支の (ひのと)は甲乙丙丁の丁という漢字で,10年で一巡するので,十干(じっかん)と呼ばれています。(とり)は「酒からさんずいをとった」漢字で,12年で一巡するので,十二支と呼ばれています。

 したがって,干支は10年と12年の組み合わせですから,60年で一巡することになるのです。

 10年で一巡りする丁(ひのと)は,くぎを描いた図形で,T形にまっすぐ立つというイメージがあり,火の弟という意味であると漢和辞典に記されています。

 つまり,人が元気で物事が盛んなさまを表しています。

 次に,(とり)を漢和辞典で調べてみると,先ほど述べたように,酒からさんずいを除いた酉(ゆう)という漢字,お酒のつぼを描いた図形で,搾り出す,引き締めるというイメージにつながっています。

 したがって,丁酉(ひのと・とり)の両方の漢字の意味は,皆さんが挑戦してきた勉学やスポーツにおいて,結果や成果を勝ち取る年,さらに飛躍の年ということになるでしょうか。

 59期高Ⅲ生にとってはこの上ない年を迎えたということになります。

 また,全校生の皆さんが持つ様々な力がこの丁酉(ひのと・とり)の年に飛躍的に伸びることを期待しています。

 わたしは,皆さんにchange & challengeという言葉を何度も伝えてきました。

 イギリスのチャールズ・ダーウインの進化論についての著作,「On the Origin of Species(種の起源)」の中で,「生き残ったのは強い種ではない。また,優秀な種でもない。生き残ったのは変化した種である。」と述べています。

 これは,変化を恐れず,変化に合わせて生きていく生き方が大切であるということです。

 道都大学客員教授の柿沼博彦氏は,「変化の中にこそ常に新しいものが生まれてくる。変化そのものが成長・発展・進化であるという認識が大切なのです。」と著書「イノベーションへの挑戦」の中で語っています。

 今年,丁酉(ひのと・とり)の1年間が皆さんにとっても,また教職員にとっても,change & challenge 変革と挑戦の飛躍の年となることを願っています。

 最後に,59期高Ⅲ生は,本日センター試験第1日目です。

 新年を迎えて,高Ⅱ以下の皆さんが休日であった6日間,授業を行いました。

 高Ⅲ生は,自分を励まし,自分を信じ,最後の最後まで,緊張感を途切れさすことなく,意志の力で学習を続けてきた結果を出してくれるものと確信しています。

 皆さんと共に,高Ⅲ生の健闘を心からお祈りして,新年の挨拶といたします。

 

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