過去のチュータのひとりごと

(2017/05/07)チュータのひとりごと 第524回(平成29年度 第1回避難訓練)

 4月25日(火)に今年度の第1回火災避難訓練を実施した。

 寮では4月16日(日)に火災の避難訓練を実施している。

 4月25日の避難訓練の後に,生徒に向けて次のような話をした。

 

 今年度の第1回の避難訓練を行いましたが,中1生及び高ⅠE組の生徒にとっては,初めての火災の避難訓練です。今回の火元は特別教棟の化学実験室からということですが,校舎の構造などにも慣れておいてください。

 今回の集合時間は7分でした。過去の火災避難訓練でもおよそ,7分で集合できています。

 地震や火災などが起こった場合,大切なことは避難経路と集合場所の確認です。

 また,言うまでもありませんが,火災や地震などの際に,パニックになることは危険です。落ち着いて行動できるようにしてください。

 

 皆さんにとって,「しゃべらない」で集まるというのが最も難しいのではないかと毎回伝えているのですが,今日の集合はとても立派にできたと思います。私語がほとんどありませんでした。

 しゃべっていると注意力が散漫になって,階段を踏み外すなどの事故につながることも考えられますが,さらに,指示が聞こえないことが一番いけないことです。

 また,特に非常階段を通って避難するときは,通路が狭いため,押さないということが非常に重要になってきます。落ち着いて行動できるよう,このこともしっかりと頭の中に入れておいてください。

 毎年の避難訓練で触れていることですが,本校は過去に2回,寮で火災を起こしています。

 今から50年前の,昭和42年3月11日に聖トマス寮旧舘が全焼し,重傷者が出ました。その時の新聞報道の写真をトマス中学棟の事務室に掲示し,注意をしていましたが,今から27年前の平成2年5月22日に聖トマス寮中学棟で大きな火事を起こしました。

 したがって,本校では2度の大火事を経験しています。

 2度と起こしてはならないことですが,いつどのようなことが起こるか分かりません。

 火災の避難の際に,押さない,走らない,しゃべらない,戻らない等の注意を守って迅速に対応してください。

 今日は消防署の署員の方にお願いして,消火訓練などをする予定でしたが,緊急出動のために,来ていただくことができませんでした。次の機会にお願いしたいと考えています。

 次回は地震の避難訓練をする予定にしています。

 さて,本校では,全員の生徒・教職員のために3日間の水・食糧を備蓄していることをお伝えします。

 ご父母の皆様にも文書で連絡をすることにしていることを報告しておきます。

 

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