6月4日(日)に松山コミュニティーセンターで中学入試合同説明会が開催され,本校もわたしと担当の教員の2名で参加した。
主催は愛媛新聞で,市内の塾が共催して企画された説明会であった。
参加校は松山市内の私立中学(中等教育学校を含む)4校と公立の2校であった。
これまでにも,毎年,私立中学のみの説明会が行われており,公立2校を加えての説明会は今年が初めてであった。
300名くらいの保護者,ご家族,児童が出席しており,会場は満席で,係の人たちが椅子を会場の後ろに搬入している姿が目に入った。
本校の出番は2番目で与えられた時間は20分であった。
わずか20分で,二人が学校の説明を行うには工夫がいる。
わたしの持ち時間をできるだけ短く,6,7分で終えるようにと思って話し始めた。
もちろん,本校の建学の精神を皆さんに紹介し,かつ,進学校としての役割を述べるのである。
6分間で話をするためには,話を始めて1分以内にテンションを上げなければならない。
「世界的教養人」と「愛と光の使徒」の説明と,進学目標,今年度の進学実績と矢継ぎ早に話を展開するため,原稿に目を落とす暇はない。
話を終え,時計を見てびっくりした。8分経過していたからである。
結びに,
―― 教育は「親と子と先生」の三位一体で行うものであり,親としてできることの一つは,「祈る」ことではないか。祈りが通じるかどうかは分からないが,一つだけ言えることがある。それは,祈る者の子どもに対する気持ちが間違いなく変わり,子どもに接する態度に余裕ができることである。――
と述べ,バトンタッチした。
来年度は少なくとも7分で自分の話を終えるように工夫し,もう一人の発表者に迷惑をかけないようにしたい。