61期生の修学旅行に引率責任者として参加した。
旅程は6月8日(木)~12日(月)の4泊5日であった。
毎年,この時期にほぼ同じ内容で実施しており,14年間続いている。
今回の旅行で例年の旅行と異なる部分について特に記してみたい。
出発前の北海道の天気予報を見て驚いた。旅程のほとんどに雨マークが出ている。
校長として8度目の引率であったが,予報でこれほど雨マークが出ていた旅行はこれまで一度もなかった。
天気は望んでどうなるものでもないが,われわれが果たしてどのような天気の中に入っていくことができるか,祈るような気持ちで出発した。
初日 旭川
旭川空港上空で雨が降っていないことが分かった。「良かった!」と思いながら,到着後,空港を出ると風がかなり強く吹いていた。
どうやら,この強風のおかげで,雨雲が吹き飛んだようである。
バスガイドが,札幌から旭川空港へ来る途中,豪雨で午後はどうなるのだろうかと心配していたと話していたが,旭川空港では,少し晴れ間も覗いていた。
まずは天気に感謝のスタートであった。
最初の目的地は黒岳である。強風のおかげで,雲がほとんどかかっていなかったため,頂上のほんの一部を除いて山の雪景色を楽しむことができた。
初日の夜のホテルでアイヌの伝統的な踊りに,本校の男子生徒が出演し,素晴らしい演技を披露した。
生徒たちだけでなく,一般の旅行者からも大きな拍手が起こっていた。
出演した生徒にとって,良い思い出ができたことと思う。
食事の前,あるいは空港等での集合時に,号令をかけることなく,静かになる習慣ができていることを素晴らしいと感じた。