本校の33期卒業生が45歳になるのを記念して松山で同窓会を開いた。
33期卒業生は中3~高Ⅲまで4年間英語を担当した学年である。
同窓生の本校教員から,模擬授業をやってほしいと依頼を受けた。
同窓生から授業をやってほしいと依頼を受けたときには,喜んで引き受けることにしている。今回も,「分かった。やろう。」と簡単に引き受けたが,どのような授業を展開するか迷った。
わたしは,中学1年生の英語2であれば,「PROGRESS IN ENGLISH 21」に即し,全20課の自作の英作文の問題と答えを冊子とパワーポイントで用意している。
そこで,同窓生には失礼だとは思ったが,Lesson 15 の授業をやってみようと考えた。
英作文の問題のプリントとタブレット,電子黒板,そして,キーボードを使って授業を展開することにした。
週番長の「黙想,なおれ,礼」から授業が始まった。
英作の答えを言ってもらって,解答を電子黒板に映し,さらにアニメーションを使ってポイントを解説していく。
途中,電子黒板に電子ペンで記入した解説をペンタッチで一斉に消すと歓声が起こった。
おそらく,電子黒板を見るのは初めての者が多かったのではないだろうか。
それとも,わたしが電子黒板を使うことに驚いたのかもしれない。
33期の頃はOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を使って授業を展開していた。従って,同窓生は映像による授業を経験している。
タブレットは生徒と教師の双方向のやり取りができることが大きな魅力である。
わたしの授業は教員から生徒への一方通行であり,OHPを使った授業がタブレットと電子黒板に進化しただけに過ぎない。