過去のチュータのひとりごと

(2017/12/17)チュータのひとりごと 第545回(3学期始業式講話(放送)  平成29年12月4日)

 3学期の始業式講話を紹介します。

 

 皆さん,おはようございます。4日間,それぞれに充実した休日であったことと思います。3学期の始業式は恒例によって,放送で行います。

 今年度の1学期の始業式,そして,2学期の始業式で,いじめの定義に触れましたが,再度,いじめについて,皆さんに注意します。

中略

 さて,皆さん一人ひとりの学校生活,寮生活は,基本的に楽しく充実したものになっているでしょうか。

 友人との関係で悩みや不安をもっていないでしょうか。

 他人にいやな思いをさせられながら,我慢をしながら送る学校生活や寮生活であっては断じてならないのです。

 そのような事態に陥ったら,皆さんがすぐに友人,担任,舎監,保護者に,特に担任の先生に早く相談してください。また,アンケートに記入することも重要です。

 それをチクリと考えて,ぎりぎりまで我慢をしてはいけません。何度も申しあげますが,ぎりぎりまで我慢をしないことです。

 遠慮なく相談をすること,これがいじめから自分を守るための最大の解決策なのです。

中略

 話は変わりますが,自転車通学や電車通学をしている人は、いま一度マナーを見直す必要があります。

 特に自転車事故では,加害者になるケースがあります。一生,取り返しがつかないというような事故を引き起こす可能性があることを意識して,無謀な走行にならないよう,心がけてください。

 もちろん,ヘルメットを着用し,自分の身を守ることも大切なことです。

 今年から県立高校と同様に,愛媛県内の私立高等学校も自転車に乗る際には,ヘルメットを着用するというルールを作りました。生徒の皆さんの命の安全を考え,県内の全ての高校がヘルメット着用になりました。新入生から始める学校もあり,2年後に愛媛県の全高校生がヘルメット着用となります。

 また,皆さんが校外で注意を受けたときに,明らかに自分たちが間違っているということが分かったら,素直に謝ってください。皆さんが気づかないこともあると思いますが,悪いと気づいたら,「すみませんでした。」という言葉をきちんと述べてください。それが世界的教養人,愛と光の使徒を目指す人間の態度であるべきです。

 次に,車で送り迎えを受けている皆さんに,お願いがあります。皆さんを迎える車が校門前の道路に駐車するため,交通の妨げになったり,車の出入りに困っているという電話が相次いで寄せられています。そこで,自宅生は保護者の方に,車で送迎の際には,道路に駐車して待つことのないようにお伝えください。

 皆さんの便利のために,他人が迷惑をこうむるようではいけません。

 

 ここで,今日は平澤興氏の言葉を紹介します。

 「今日1日の生活,実行こそが人生のすべてである。この実行こそが,われわれに絶えざる希望と,道を求めてやまぬ情熱を湧きたたせてくれるのである。」と述べています。

 四字熟語で言うと「一日生涯」という言葉に当たると思います。

 1年は1日の積み重ねです。一生も1日の積み重ねです。

 1日が終わったときに,そこで人生が終わったとしても,その1日になしたことに悔いはないと思える生き方と言えばよいでしょうか。

 今日1日の生活,実行こそが,皆さんの運命を決めるのだということをしっかりと心に納めて,日々努力を続けてくださるよう,切にお願いをしておきます。

 最後に60期高Ⅲ生の皆さんは,この後も,1日1日努力を重ね,さらに実力を伸ばし,十分な態勢で本番のセンター試験,そして2次試験に臨んでくださることを願って,3学期始業式の言葉とします。

 

 今回の「チュータのひとりごと」で平成29年の最終回とします。

 新年は1月21日(日)に開始する予定です。

 皆様,ご家族お揃いで,よいクリスマス,そして,よいお正月をお迎えください。

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