同窓会総会・懇親会が10月27日(土)に市内のホテルで開催され,理事長と共に招待を受けた。
総会は17:30~18:15で,講演は18:15~19:00,そして,懇親会は19:00~21:00であった。
総会後に,前日,学校の体育館で中1~高Ⅱの全員を対象とした講演会に引き続き,「ミャンマー近年の政治・経済情勢」という演題で,本校14期卒,元警視総監・前ミャンマー全権大使の樋口建史氏の講演があった。
講演に続いて懇親会が行われた。
懇親会の次第は次の通りである。
1 会長挨拶
2 理事長挨拶
3 校長挨拶
4 乾杯
5 懇談
6 校歌斉唱
7 万歳三唱
理事長挨拶で同窓生に新校舎とキャンパス整備計画が紹介された。
新校舎の斬新な形状を見て,同窓生に驚きの声が上がった。
この新校舎が今回の同窓会の話題の中心となったようである。
続いて校長挨拶はいつものように,「われらの信条」の暗誦から始めた。
じっと聞き入っている同窓生もいれば,わたしの暗誦に合わせ,口に出して唱えている同窓生もいる。いずれの同窓生の顔も輝いて見えるのは,本校生共通の思い出ともなっている「建学の精神」だからであろう。
次に現在の愛光学園の最も大きなチャレンジはICT機器を用いたアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)であることを紹介した。
さらに,今年の「同窓会だより」で紹介したイギリスの思想家,歴史家であるトーマス・カーライルの「沈黙は金なり」を紹介した。
彼は確かに「Silence is gold.」と述べているが,それに加えて「Speech is silver.」とも述べている。
日本では「沈黙は金なり」の部分だけが強調され過ぎたのではないだろうか。
「黙っていても心が分かりあえる」という日本の素晴らしい点は残しながらも,世界ではしっかり議論ができなければいけないことを強調した。
懇親会では自分が高Ⅲ担任を務めた23期,25期,29期,33期,35期,42期のテーブルを優先して回った。もちろん,建学当初の卒業生のテーブルを回らせてもらい,思い出話を聞かせてもらった。
最後の万歳三唱の前に校歌斉唱があった。
同窓会には今年から校歌を3番まで歌うようにお願いしている。
少なくともここ10年,3番まで校歌を歌ったのは初めてであった。
校歌,3番の「あゝこの地より世界の果に愛と光をもたらし行かん。」この部分を歌うことが生徒や同窓生,そして教職員を最も鼓舞するとわたしは考えている。