今年の年頭挨拶を2回に分けて紹介します。年頭挨拶は毎年，放送でおこなっています。

　皆さん，新年おめでとうございます。
　2019年，平成最後の新春を迎えました。新しい年が，平和で希望あるものとなることを祈るとともに，新しい年に向かって元気で学習や部活動にチャレンジしてほしいと願っています。
　さて，2019年の干支は「己亥（つちのと・い）」で，動物は「いのしし」があてられます。
　己（つちのと）は「おのれ」という漢字で，漢和辞典には「伏せてあったものが起き上がり，次第にはっきりした形を現すさまを示す図形」と書かれています。さらに，「立ち上がるというイメージと，はっきりしたしるしを現すというイメージを示す記号とする。自分，おのれをこの記号で書き表した。自分は他よりも目立つ主体という意識があるので，目立つしるしというイメージを利用したのである。」と記されています。
　したがって，これまでの計画が具体的な形となって現れてくる年ということになるでしょうか。
　さらに，亥（い）は核エネルギーの核から木を除いた漢字です。「亥（い）は動物の骨格を描いた図形。骨組みは体内の堅いしんであり，ごつごつと全身に張り渡されるものである。」と漢和辞典に書かれています。
ICT機器を用いた学習，主体的・対話的で深い学び（アクティブ・ラーニング）の視点にたった学習，さらには，これまで皆さんが積み重ねてきた努力から爆発的なエネルギーが生まれ，それが実る年にしたいものです。
ただ，爆発的なエネルギーは突然湧いてくるものではありません。
　日ごろ，change & challengeの精神を持って進むところに湧き上がってくるものだと思います。
　本年は勉学やスポーツにおいて，爆発的なエネルギーを生みだし，さらに飛躍の年にするということになるでしょうか。
　61期高Ⅲ生にとってはまたとない年を迎えたということになります。