過去のチュータのひとりごと

(2019/02/17)チュータのひとりごと 第582回(ロイロノート・ユーザー会 愛媛・愛光学園 本校の教育機器の歴史(1))

教育企画室室長の和田誠教諭の発案で,2月2日(土)に,四国初のロイロノート・ユーザー会を本校で開催した。
県外,県内合わせて130名を越える参加があり,午後2時から6時までロイロノート・スクールを用いた模擬授業,振り返り,そして交流会が行われた。
和田教諭から会場校を代表して開会の挨拶をするように依頼されたので,次のような話をした。

―― 和田教諭のお世話で,本校がロイロノート・ユーザー会の会場になったことをとても栄誉なことだと考えています。
50年前に東京の玉川学園で教鞭をとった時に,OHPを使っていたことを覚えています。
OHPからパソコンのパワーポイントまでの期間がとても長かったように思います。
そして,パソコン,タブレットへと進む時代の流れの速さを感じています。
本校の教職員にはICT機器を用いたアクティブ・ラーニングに取り組んでほしいと述べています。
その中で,本日はロイロノートを使っての研修会と聞いております。
この研修会で得たものをそれぞれの学校で生かしていただいて,各校でICT教育を引っ張っていただく牽引力になっていただくことを願っています。
最後に,教師が授業準備や授業に「感動,喜び,イキイキワクワク」で取り組んで初めて,生徒たちが「感動,喜び,イキイキワクワク」で授業や家庭学習に臨むことができるのだと思います。
ロイロノートを使うことによってそのような授業になることを願っています。
頑張ってください。――

各教室で実施された模擬授業を参観させていただいた。さすがにロイロノートに興味を持っている集団である。イキイキとした授業が展開されていた。
振り返りや交流会も真剣かつなごやかな雰囲気の中で行われていた。
せっかくの機会なので,本校の教育機器の利用について自分の経験を述べてみたい。
冒頭の挨拶で述べたように,50年前,東京の玉川学園中学部の英語科に赴任した時に,すでにOHP(オーバーヘッドプロジェクター)とアナライザーが使用されていた。LL教室もフルラボと簡易ラボの両方が設置されており,時代の最先端を走っていると実感したことが記憶にある。
わたしはこの機器の中でOHPと簡易ラボを毎時間使用し,玉川教育の12信条の一つ,「能率高き教育」を目指した。
そのための授業準備は楽しく,毎日夜遅くまで資料作りや教案づくりに取り組んだ。

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