過去のチュータのひとりごと

(2019/06/09)チュータのひとりごと 第591回(第7回愛光学園九州地区同窓会総会)

「令和」が始まって初の同窓会が5月25日(土)に九州の福岡で実施された。

この日は,第4土曜日であったため生徒たちは考査中の中休みになっていた。

午後の便で松山空港から福岡空港へと向かった。45分間で到着するので飛び上がったかと思う間もなく着陸である。

風邪を引いていて体調があまりよくなかったせいもあるが,機内でぐっすり眠っていた。目が覚めてみると飛行機から見慣れぬ光景(海のみ)が見えているので不思議に思っていたら着陸の放送があった。

着陸して驚いた。30分ほど遅れていたのである。

機内放送は全くなかったが,どうやらバードストライクで飛行場が一時閉鎖になったらしく,その影響で着陸が遅れたということであった。

無事,博多駅前のホテルに到着し会場へ向かった。

同窓会総会が始まり,九州地区同窓会の代表挨拶,愛光学園同窓会会長挨拶,続いて理事長挨拶,校長挨拶であった。

同窓会のわたしの挨拶は「われらの信条」から始めることに決めているのだが,今回は挨拶が続くこともあり,初めて「われらの信条」を暗誦することなく,学校の近況のみを話し,中学生のICT機器を用いるアクティブ・ラーニング,高校生のオンライン・スピーキング等,新しい取り組みを紹介した。

最後に,今年の卒業式で述べた生物の3大絶滅に触れ,「ヒト」としてのわれわれの進化が,まさしくChange & Challenge 「変革と挑戦」の連続であったことを述べた。

わたしが,生徒,保護者,教職員に口癖のように伝えている「チェインジ & チャレンジ」は人類の歴史そのものでもあると思う。

九州で医師をしている23期卒業生の一人が「チュータ先生に会うために出席しました。」と声をかけてくれた。30歳で本校に赴任した時に中3を受け持ったが,その時の担任の生徒であった。中3の時の面影が残っていて,すぐに彼だと分かった。
九州で活躍している話を聞いて,心から頼もしく思った。

自分がかかわった生徒が社会に出て立派になり,会いに来てくれる。教師を続けていて良かったと感じる瞬間である。

同窓生が皆それぞれに世の中で活躍している姿に直接触れることができる。これぞ,教師冥利に尽きる。

同窓生から勇気とやる気をいただいて,翌日の早朝,九州を出て松山に帰った。

今後も各地区の同窓会への出席を予定している。多くの同窓生の皆さんにお会いできることを楽しみにしている。

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