過去のチュータのひとりごと

(2019/06/16)チュータのひとりごと 第592回(高Ⅱ北海道修学旅行 令和元年6月6日~10日(1))

 学校長として10度目の記念すべき修学旅行に63期生と共に参加し,教員生活の素晴らしい思い出がまた一つ増えた。

 1日目を振り返ってみよう。
 旭川飛行場に降り立ったときには,6月の北海道のクール&ドライを感じる爽やかな天候であった。
ロープウェイを降りると黒岳の見事な全景が見え,周辺には雪が残っていた。
 今年は男子生徒も女子生徒も雪合戦に興じていた。
 驚いたことに,帰りのロープウェイに乗った時には,黒岳は霧の中で,その姿を見ることはできなかった。山の天候が変わりやすいのは知っていたが,これほどだとは思ったことがなかった。
 ホテル大雪(たいせつ)では,夕食後,ホテルのロビーで行われた「アイヌ民族舞踊」に飛び入り参加した本校生が見事な演技を披露し,宿泊客から大きな拍手が起こった。

 2日目
 旭山動物園
 二日目は旭山の動物園で,ペンギンのもぐもぐタイム,シロクマ,チンパンジー,アザラシ等に生徒たちが集まっていた。
 オオカミはふつう昼間寝ているが,今年は珍しく1匹だけが活動していたことを生徒たちに伝えようと思った。ここで,1頭と言うかあるいは1匹と言うか迷ったが,1匹オオカミという言葉があるので1匹と言った。
 インターネットで調べてみると,「動物は匹で数えるのを原則とする。鳥類は羽で,大型の動物は頭で数えることもある。」とあった。
また,「抱えられるサイズなら匹,大型になったら,頭と数える。」という説明もあった。
 この「匹」と「頭」に触れ,生徒たちに日本語の難しさを伝えた。

 3日目
 ホテル・ベルヒルズで植樹
 ホテル・ベルヒルズへの宿泊が始まったのは2002年,46期生からである。
 2005年49期生の時に,当時の松井敬二社長のご好意で植樹が始まり,15年間続いている。
 これまでに1度,予約が重なり,宿泊できなかった時を除いて,連続して植樹をしてくださった。
 3年前, 60期生が訪問する1週間前に社長の松井さんがお亡くなりになられた。以来,毎年,松井さんの仏前にお参りし,植樹のお礼を申し上げ,ご冥福をお祈りしている。
 植樹はヤマザクラで,花言葉は「あなたに微笑む」である。
今年は寮自治会のメンバーが植樹に参加し,自治会代表から立派なお礼の挨拶があった。

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