過去のチュータのひとりごと

(2019/06/30)チュータのひとりごと 第594回(中・高合同全体集会 令和元年6月18日(1))

 6月18日(火)に体育館で中・高全体集会をおこなった。
 全体集会では,最初に表彰伝達をする。
 この表彰伝達は部活動や各種大会で活躍した生徒たちを表彰するものである。表彰される生徒は体育館のステージに上がる。部活動の代表者あるいは個人に表彰状を読み上げて,賞状と盾や優勝旗を手渡す。握手をして,小さな声で激励の言葉やお祝いの言葉を伝える。
 賞状を受け取る生徒の表情には緊張感の中にも充実感があり,晴れやかである。
 今後も,学問にスポーツに,そして文芸に活躍してくれることを願っている。
 
 毎回,表彰伝達の後に,講話をすることにしている。
 今回の講話の冒頭では,日本の英語教育が変わろうとしていることを伝えた。
 各学年に指定されている基礎英語,英会話等の教材を利用し,リスニングやスピーキング力をしっかりと身につけるように話し,高校Ⅰ年とⅡ年のオンライン・スピーキングにも触れた。
 さらに次のように話を続けた。
 以前の卒業式でも触れたイギリスの思想家・歴史家であるトーマス・カーライルの「Speech is silver, silence is gold.」を引用し,黙っていても相手の心を察する徳性は大切にしてもらいたいが,世界へ羽ばたいた時には,しっかりと語らねばならない。したがって,「Speech is gold.」 であることをしっかりと認識してもらいたいと述べた。
 ただ,英語でしゃべるためには,実は聞けなくてはいけない。
 世界で素晴らしい業績を上げている同窓生が「学会で発表ができても,会場から質問が出た時に,よく理解できないので困ることがある。」と話していたことを紹介し,リスニング力とスピーキング力の両方を磨くことの大切さに触れた。

 続いて,挨拶のことについて次のように述べた。
―― 近々,生徒会が中心になって挨拶運動が行われると聞いています。
皆さんが特に登校時,そして下校時に,声に出して爽やかで気持ちの良い挨拶が飛び交う愛光の丘にしていただきたいと思います。
 こちらから声をかけると,きちんと気持ちのよい挨拶を交わしてくれますが,自分の方から,すっと挨拶の言葉が出るようにしていただきたい。
 挨拶は本校が大切にする徳性の教育の一環です。――

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