過去のチュータのひとりごと

(2019/09/08)チュータのひとりごと 第596回(2学期始業式講話)

2学期の始業式で全校生徒に述べた話を掲載します。

      前略

 2学期最大の行事である文化祭について触れておきます。
 6月の中・高合同全体集会で,文化祭実行委員長から,今年の文化祭テーマを「Beyond」に決定したと聞きました。
「Beyond」という意味は,「何かを超えて向こう側に」という意味です。
 今回のテーマは「過去を超えたさらに向こうにある文化祭」という強い思いのこもったテーマです。
 皆さんと訪れる人々の心に,「感動,喜び,イキイキワクワク」感が生まれるような素晴らしい文化祭を創造してください。
 充実感は,活動にどのようにかかわったか,感動の度合いによって決まるものです。

 「心に響く小さな5つの物語」Ⅱの著者藤尾秀昭(ふじおひであき)さんが児童文学作家の椋鳩十(むく はとじゅう)さんの言葉として,「感動というやつは,人間を変えちまう。そして奥底に沈んでおる力をぎゅうっと持ち上げてきてくれる」を紹介し,さらに続けて藤尾さんは次のように述べています。

 人間の目は前に向かってついている。
 前向きに生きるのが人間であることを表象しているかのようである。
 感動は人を変える。
 笑いは人を潤す。
 夢は人を豊かにする。
 そして,感動し,笑い,夢を抱くことができるのは,人間だけである。
 天から授かったこのかけがえのない資質を育み,
 さらに磨いていくところに,
 前向きの人生は拓けるのではないだろうか。

 このような気持ちを文化祭だけでなく,日頃の生活の中にも取り入れていただき,充実した人生につなげていただきたいと願っています。
 「教育とは卒業後の思い出なり」,本校における学習やスポーツ,さらに行事において,皆さん一人ひとりの思い出に残るよう,積極的な活動を期待しています。

      後略

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKO educational institution