過去のチュータのひとりごと

(2020/01/26)チュータのひとりごと 第610回(令和2年年頭挨拶(1))

 今年の年頭挨拶を2回に分けて紹介します。年頭挨拶は毎年,放送でおこなっています。

 年頭挨拶(1)

 皆さん,新年おめでとうございます。
 2020年,令和初の新春を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,新しい年に向かって元気で学習や部活動にチャレンジしてほしいと願っています。
 さて,2020年の干支(えと)は「庚子(かのえ・ね)」で,動物は「ねずみ」があてられます。
 干支は十干(じっかん)と十二支の組み合わせで,60年周期で循環します。還暦という言葉はここから来ています。
 庚(かのえ)は「こう」という漢字で,「きねを両手で持ち上げる形にかたどる」と漢和辞典に記されています。庚(かのえ)は植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態を指すとのことです。さらに,子(ね)は子どもの子という漢字で,頭部が大きく両手が上を向いているよちよち歩きの子どもをイメージ化した図形と記されています。
 子(ね)は「種子の中に新しい生命がきざし始める状態」を指すと言われており,増加するという意味を持っています。
 昔の人たちは家の中のねずみが一番増えると考えたようです。そういえば,わたしが子供のころ,夜中にネズミの運動会,つまり,家の天井をネズミが走り回る音で,たびたび目が覚めた記憶があります。そのようなことがあって,いつの間にか「子(ね)」という字は鼠ということになってしまったようです。
 庚子(かのえ・ね)は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、新しいことにチャレンジするのに適した年と言えそうです。
 本年が勉学やスポーツにおいて,新たな取り組みにチャレンジする年になることを期待しています。
 ICT機器を用いた学習,主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点にたった学習へのチャレンジを継続し,これまで皆さんが積み重ねてきた努力が実る年にしたいものです。
 また,62期高Ⅲ生にとっては合格者の増えるまたとない年を迎えたということになります。

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKO educational institution