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(2020/06/14)チュータのひとりごと 第622回(始業式(2))

             始業式(2)

 さて次に,2020年度の学校教育目標を3点述べておきます。
 ① 学校生活の充実
 ② 学力の定着
 ③ 公共心の育成
 以上の3つとします。
 この公共心の育成の中で,「校内外における暴力行為といじめ行為を許さない,見逃さない。」ということを皆さんにお伝えします。
 新入生の皆さんがいますので,改めていじめについて述べておきます。
 いじめとは,心理的,物理的な影響を与える行為(インターネットを含む)をして,相手が心身の苦痛を感じているものを言うのであります。
 いじめ行為については,これからも繰り返し述べますが,皆さんがすぐに担任,舎監,保護者に相談をすることが重要です。特に担任に相談をすることをお願いしておきます。相手の行為によって,充実した学校生活や寮生活が送れないということが断じてあってはなりません。遠慮なく相談することです。
 また,いつも申し上げていることですが,人間はこの地球上で助け合うことによって生き延びてきたということを考えても分かる通り,いやがらせやいじめではなく,相手にどのようにしたら喜んでもらえるかを考えるのが,人の道であろうと考えます。「学問に対する情熱と道義に対する渇望とはわれらの生命である」とわれらの信条にありますが,道義,つまり,人が人として踏み行うべき道を歩んでいただきたいとお願いします。
 最後に,63期高Ⅲ生の皆さん,例年,申し上げることですが,受験は団体競技です。つまり,ティームワークがとても大切です。その中で,生徒の皆さん同士,また皆さんと先生方の信頼関係が大学入試結果に重大な影響を与えます。
 63期生の中の寮生の皆さんとしか個人面談をしていませんが,皆さんが担当の先生方に大きな信頼感を寄せていると,面談から感じています。学年部長を中心として,よい意味で刺激をし合い,生徒と生徒のティームワーク,生徒と先生のティームワーク,先生と先生のティームワークを組み,この困難の中を乗り切ってくださることをお願いします。
 やっただけが返ってくる,だから人生はおもしろい。
 皆さん,共に頑張りましょう。以上で1学期始業の挨拶を終わります。

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