過去のチュータのひとりごと

(2020/09/27)チュータのひとりごと 第631回(塾でのオンライン入試説明会(2))

3 コロナ禍における対応(オンライン授業など)
 まず,内閣府が提唱した「Society 5.0」という言葉の説明をした。
 さらに,この「Society 5.0」を実現するために,昨年の12月に文部科学省が「GIGAスクール構想(Global and Innovation Gateway for All)」を打ち出したことに触れた。
 また,本校ではGIGA School構想よりも2年早く,中1生にタブレットを配布し,その後6年かけて一人1台の端末環境を作り上げる計画を推進してきたこと,現在中学生全員がタブレット,高1生全員がクロームブックを所持し,学習に利用しており,今回のコロナの中でZoomやYouTube等を使って遠隔授業を実施したことを述べた。

4 受験生へメッセージ
 「学問に対する情熱と道義に対する渇望とはわれらの生命である。」
 つまり,学問や道義(人が人として踏み行うべき道)を命だと考える学校であることを理解して入学してくださることを願っていると伝えた。
 さらに学問は何のためにするのかという問いに対して,哲学者の森信三氏の言葉を借りて,「人となる道を明らかにするため」と述べた。
 わたしはいつも,「成人の道を明らかにするため」と述べているが,これが究極の答えではないかと考えている。

 以上,1~4まで,わたしが説明会で述べたことをまとめてみた。

 ここで,1~4の他に2点述べておきたい。
 高校生活を通して勉強だけでなく,徳性を学んでほしいと願っている。人間として何が正しいかを考え,正しいことを実行する力を身につけてもらいたい。
 さらに,人間にとって最も重要なこと,謙虚さを身に付けてもらいたい。つまり,人格形成を学校と家庭の両方で学んでほしいと思っている。

 そして最後に,愛媛県の次世代リーダーたちへエールを送りたい。
 グローバルと盛んに言われているが,皆が世界へと向かうわけではない。つまり,愛媛という地域の活性化を考えるグローバルを超えたユニバーサルな人間に育ってもらいたい。
 世界で通用し,地域社会にも目を向ける人材に育ってほしいと述べて今回の「ひとりごと」を終えたい。

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