過去のチュータのひとりごと

(2021/02/14)チュータのひとりごと 第649回(中学マラソン大会と杉鉄砲)

 2月13日(土)に中学のマラソン大会を実施した。
 密を避けるため,全体の開会式はオンラインでおこなった。
 開会式の挨拶の冒頭で,この日が私の誕生日であること,さらに,中学担当の2名の先生の誕生日がこの日であることに触れた。
 今回の挨拶では,マラソンに女性がどのようにして参加するようになったかという話をした。
 本校のマラソン大会は,現在はグラウンドを走っているが,ずっと以前に,わたしのふるさと,興居島(ごごしま)を元気づけようと,船で島に出かけ,皆で島内を走ったことがある。島の町内会長がわたしの小・中学校時代の恩師であったこともあって,計画がスムーズに進んだと当時の体育科の先生から伺った。
 今でも興居島で生まれ育ったことを誇りにしており,時に島へ帰ることを楽しみにしている。
 今,花粉のシーズンで,悩まされている人が多いが,わたしは杉アレルギーとは無縁である。というのも,興居島には多くの杉の木があって,中学生の時に,通学路にある杉の木の実を取って口に含み,その実を竹で作った「杉鉄砲」の弾にして遊んでいた。「ポン」という乾いた音がして顔や頭に当たるとそれなりに痛かった。杉の実の味は今でも鮮明に覚えている。
 杉の実を口に入れるなんてことは,現代の子どもたちには経験のないことだと思うのだが,実はこの経験が,わたしが杉花粉に悩まされない一つの理由ではないかと考えている。果たして医学的にはどうなのだろうか。

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