過去のチュータのひとりごと

(2021/04/25)チュータのひとりごと 第655回(中1寮生面談)

 中1寮生の個人面談を4月12日(月)から開始した。
 毎年、4月末の連休に入る前に中1寮生全員の面談をすることにしている。
 親元を離れ、慣れない寮生活を送っている生徒を少しでも元気づけることができるのではないかという思いを持って面談に臨む。
 もちろん、わたしには、新しく本校に入学した生徒に出会って話をする「感動、喜び、イキイキワクワク感」がある。
 コロナ感染防止の観点から、テーブルをはさみ、距離をとったうえで、椅子の位置を斜めに配置し、マスクをつけて話す。
 面談の時は、生徒の表情を見ながら話すことが大切だと思っているのだが、コロナ対策を考えて、マスクをしたまま、部屋のドアも開け放している。
 マスクをして話すと困ることがある。声を大きくして話さないとお互いに聞きとれないことがあり、質問と答えが繰り返しになることである。
 面談は質問をして答えてもらう形にしている。
 まず、自分の長所と短所を聞く。
 わたしは長所を伸ばし、短所には引っ込んでおいてもらうのが良いと考えている。つまり、以前にも触れた筑波大学名誉教授、村上和雄氏が述べる「遺伝子のオンとオフ」であろう。
 将来の進路についても質問するが、ほとんどの生徒がすでに、どの方向に進むかを心に描いている。
 また、入学して5日ほどで、仲の良い友人ができている。中1生の順応性には驚く。これからの6年間で、どのような友人ができるのか、これぞ、「同じ釜の飯を食う」ことの最大の利点ではないだろうか。
 質問の最後に、「本校に入学して最も印象に残っていること」を質問する。
 「先生方の授業が面白くて、いつの間にか授業が終わっている」と述べた生徒が数名いた。先生方の工夫が功を奏しているのであろう。うれしい言葉である。
 その他の印象に残った項目を記しておこう。
  聖堂があり、宗教の時間がある
  われらの信条の「世界的教養人」と「愛と光の使徒」という言葉
  中1生の考え方がいろいろ違う
  個性的な先生が多い
  先輩がやさしい
  タブレットを使用している
  キャンパスが広い  
  図書館が広い
などである。
 中1寮生は、時間の制限に不自由さを感じながらも、寮生活全般を積極的にとらえてくれているようで、順調な滑り出しと言えるであろう。

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