過去のチュータのひとりごと

(2021/05/09)チュータのひとりごと 第656回(中1寮生NHK基礎英語開始)

 中1寮生のNHK基礎英語の放送が寮の集団学習室で始まった。
 新型コロナウイルス感染防止対策のため、集団学習室での学習ではなく、個室学習にしたため、生徒たちはNHK基礎英語を聞く機会がなかった。
 中1、中2の寮のNHK基礎英語講座は集団学習室でスピーカーからシャワーのように流れてくる放送を聞いて学習する。
 以前から中1の月曜日のみ寮に出向き、放送後、簡単な解説を行うことにしており、放送では触れない解説も加えている。
 4月26日(月)、今年度初めて、基礎英語の解説をおこなった。
 予告をせずに出かけたため、NHKの基礎英語になぜわたしが来ているのか、自席から不思議そうに振り向いて見ている。どうやら、英語科の教員とは思われていないようである。
 解説をしているわたしから見ると、生徒の背中が目に入る。解説の時はいいのだが、発音練習の時に困る。特に[f]や[th]の発音の実際の口や舌の動きを示そうとすると、生徒は後ろを振り向かなければならない。マスクをしていることもあって、発音の仕方を説明するのは容易ではない。実際に声に出して発音をし、その音を判別して練習を終えるが、やはり、発音練習は教室でないと難しい。
 解説や発音練習を終えた後、質問があれば、辞書を本棚の上に置くことになっている。
 何年前だったか、質問のある生徒が他の生徒に迷惑にならないようにするためにはどうしたらよいかと思い、考え出した方法である。現在もこの方法が続いているのになつかしさを覚える。現在では舎監さんに用があるときにも、この方法が使われているとのことである。
 最近、質問がめっきり減ってしまった。以前は質問で20分くらいかかったことがあったが、とにかく質問が少ない。
 それだけ、学校での授業が充実しているとも言えるが、今後も生徒に気軽に質問をするよう促したいと思っている。

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