今年度の地区別懇談会が6月6日(土)から始まった。
昨年度は残念なことに、新型コロナ感染防止対策のため開催できなかった。
現在、本校では、タブレットを用いて職員会議等を開催しているので、全教員がこの方式に慣れていることもあり、地区別懇談会も同様にズームで実施することにした。
保護者の皆様にはご不便をおかけすることになるが、今年はこの形で進めたい。
わたしの最初の担当は高知の保護者の皆様との懇談会であった。
懇談会と言っても、わたしの場合は、一方的に学校や寮のことについて述べるので、テーブルを囲んでの会話のやり取りではない。
わたしは冒頭の30分のうち、半分の15分間を担当した。
いつもの会議のように、タブレットの前に座って話をしようかと考えたが、どうも、しっくりこない。立って話をするのと座って話をするのとでは、気合の入り方が違うのである。
スピーチは口で発声してはいるものの、腰に力が入らないと力強いメッセージを発することが難しいと思っている。
それが証拠に、熱のこもった話をした後、腰に違和感を覚えることがある。余分な力が入っているからだと指摘されそうであるが、短時間のスピーチであっても時にそのようなことが起こる。
このような経緯があって、立ってスピーチをすることに決めた。
部屋の観葉植物を移動し、衝立をバックにして、カメラとの距離を調整した。
一つ困ったことがあった。タブレットには二つのカメラがついていて、どちらの方向からも撮影できることになっているが、表のカメラと裏のカメラとでは性能が違うと聞いたので、三脚を用意して表のカメラで撮影することにした。
ここまでは良かったのだが、ボイスの切り替えをするのに、2メートルの距離があるため時間がかかることと、マイクの位置から遠くなるので声がきちんと届くかどうかという問題点が残った。
そこでICT支援員にお願いをして、テストをしてもらい、当日を迎えた。
当日、ズームについては特に問題はなかったと聞いており、ほっとしている。
次回もこの形で地区別懇談会に参加する予定である。