過去のチュータのひとりごと

(2021/09/05)チュータのひとりごと 第666回(新校舎竣工式挨拶)

2学期の「チュータのひとりごと」を開始します。

 1学期の7月17日(土)に新校舎の竣工式をおこなった。
 前日よりあいにくの雨であったが、テント内での式典が終わり、テープカットに移るときに雨がやんだ。生徒たちの新校舎校内見学の移動の時に、傘をさす必要がなかったのは、ありがたいことであった。
 新校舎に入った生徒たちは、学年ごとに2列になって教室や廊下のフローリング、そして開放感あふれる透明の窓を確かめながら、元気よく校舎全体を周回していた。

 竣工式挨拶

 皆さん、おはようございます。
 本日は、松山市長、野志克仁様、私学文書課長、高村和広様をはじめ、多くのご来賓の皆様をお迎えして、竣工式をおこなうことができますこと、大変うれしく、ありがたく思っています。
 教室でリモートで参加している生徒の皆さん、式典には参加できませんが、この後、新校舎の見学が予定されています。楽しみにしていてください。
 この新校舎に移る前に、皆さんに考えていただきたいことがあります。
 皆さんは、現在も恵まれた環境にいます。さらに、新校舎という恵まれた環境の中に入っていきます。その恵まれた環境にいることを、まず感謝すると共に、恵まれた者には恵まれた者の責務があるということを考えていただきたいのです。
 世界には学校に行けない児童、生徒が何千万人もいるという現実があります。
 恵まれた者の責務とは、世界的教養人、愛と光の使徒を目指して、学問に励むことであります。
 学問は何のためにするのか、学問は人と成る道を明らかにする、つまり成人の道を明らかにするためにするのです。そして、自分を超えたある何物かに挑戦できる人間になってほしいと願っています。
 本校は宮西校舎で20年間、そして、現在の校舎で49年間を経て、新校舎に移ることになります。
 忘れてならないのは、宮西の校舎にも、そして、現校舎にも本校の歴史と伝統が魂として宿っていることです。
 われわれはこの歴史と伝統の魂を新校舎にしっかりと受け継いでいきましょう。

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