過去のチュータのひとりごと

(2021/10/24)チュータのひとりごと 第673回(中学全体集会)

 10月12日(火)に高校全体集会を、そして10月19日(火)に中学全体集会を開催した。
 新型コロナ感染防止対策のため、一堂に会するのをやめてオンラインで実施した。
 全体集会では、まず表彰伝達を行い、その後、わたしの話をすることにしている。中学全体集会で話した内容の一部を紹介したい。

―― 次に、挨拶のことについて再度述べておきます。
 新校舎に移って、左右の窓から見える緑によって落ち着いた環境の中で学習ができると、生徒の皆さんから直接耳にしました。
 ところで、そのような気持ちのよい環境の中で、挨拶は変わったでしょうか。特に朝、そして下校時に、声に出して,爽やかで気持ちの良い挨拶が飛び交う愛光の丘の新校舎にしていただきたいと願っています。こちらから声をかけると、きちんと気持ちのよい挨拶を交わしてくれますが、自分の方からすっと挨拶の言葉が出るようにしてください。挨拶は人間関係を築く大切なマナーだと申し上げておきます。
 また、先ほどお話した通り、愛媛県はまだコロナウイルス感染警戒期にあります。
 朝、皆さんが揃ってブリッジを上ってくる姿は本部棟から見ると壮観ですが、上るときに息苦しいのでマスクを外している人がいることが気がかりです。校舎の中に入る、つまり、本部棟のエントランスに入場する際には必ずマスクを着用してください。そして、教室内ではマスクを着用して授業に臨んでください。新型コロナ感染防止に協力してもらいたいと、強くお願いをしておきます。
 さて、皆さんの行動についていろいろと苦言をいただくことがあるのですが、今回は心温まる話を皆さんに紹介します。
 熊本在住の元教員の方から、本校の中学1年の二人の生徒に対するお礼の電話をいただきました。電話の内容は次の通りです。

 松山から岡山経由で熊本に帰ろうとしていましたが、特急列車のことがよくわからず、東予方面へ帰宅するために列車を待っていた生徒に尋ねたそうです。
 その場で簡単に説明を受けたものの、結局高松行のほうに乗車してしまいました。出発後、そのことに気づいた生徒たちが、乗車している車両が高松行だと知らせに来てくれた上に、自分たちは岡山行に座っていて、もうすぐ降りるので、その席に座ってくださいと申し出てくれたとのことでした。
 この方は、生徒のこの行動に大変感激し、一体どのような教育を行っている学校で学んでいるのだろうと、HPをご覧になったそうです。HPで、本校の「世界的教養人」、そして、「愛と光の使徒」を目指す教育を知り、なるほど、立派な教育を受けている生徒だと大いに感動してくださいました。うれしいニュースです。

 いいニュースの後にどうかとは思いますが、最後に一つ苦言を呈しておきます。
 中間考査の週の月曜日の朝、ブリッジに入ろうとして驚いたことがあります。人工芝のグラウンドに空きペットボトルが10本ほどころがっていたのです。また、中間考査中の中学の下足置き場にも同じく空きペットボトルが放置されていました。
 皆さんのそれぞれが片付ければ済むことです。マナーは家庭と学校の両方で身に付けるものです。「世界的教養人」、「愛と光の使徒」を目指す愛光生として恥ずかしくないマナーを身に付けてくださることを願って中学全体集会の挨拶とします。――

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