10月23日(土)に保護者向け新校舎見学会を実施した。
新型コロナ感染防止対策のため、7月17日(土)に竣工式を行ってから3か月が経過してやっと見学会が実現した。
第4土曜日の休日で生徒が登校していないので、放送が可能だと気づき、次のような原稿を作成して30分ごとに案内した。
―― 本日の見学会にお越しになられた皆様、こんにちは。ようこそ新校舎へお越しくださいました。
新校舎について簡単に説明をいたします。
まず本部棟ですが、エントランス に入ると「CONTEMPLATA ALIIS TRADERE」という言葉が目に入ります。聖ドミニコ修道会の聖トマス・アクィナスの言葉で「祈りと勉学によって学んだことを他人に伝えなさい」という意味のラテン語です。この言葉は聖ドミニコ修道会のモットーの一つとなっています。
校舎は中学棟と高校棟に分かれており、中央に教員棟があります。形が数字の8の字型になっていて、横にすると無限大の記号にもなります。
教室の両側は透明のガラスになっているため、生徒たちは両サイドの緑の中で落ち着いて学習ができると言っています。すべての教室に換気システムが備わっており、窓を開けなくても換気ができるように設計されています。
中の机と椅子は愛光オリジナルで、机の前の足の部分にはキャスターがついており、グループ学習の時には簡単に机を移動することができます。教室にはホワイトボード、プロジェクターを設置しており、ICT教育に備えています。ロッカーは埋め込み式で、さらに教室と廊下の床がフローリングであたたかな雰囲気を作り上げています。
また、各学年に学年用のラウンジがあり、所属学年の生徒が自由に使用することができます。
教室棟の屋根は傾斜にしており、コンクリート造りの陸屋根(ろくやね)の欠点である雨漏りを防ぐ形にしています。
中学中庭にはシンボルツリーが、高校中庭には野外ステージがありますので、ご自分の位置をご確認いただけます。
新校舎は、東にある緑豊かな松山市の総合公園の景観とうまく調和しています。春には、桜の花が高校棟の生徒たちの目を楽しませてくれるものと思います。
30分間という短い時間ですが、新校舎の雰囲気を感じていただければ幸いです。――