過去のチュータのひとりごと

(2021/11/28)チュータのひとりごと 第678回(入試説明会)

 新校舎竣工後、初の対面式の学校説明会を本校会場で開催できたことを第676回の「チュータのひとりごと」で紹介した。
 11月14日の日曜日、久しぶりに塾主催の対面式の説明会に参加したので、今回はその様子を紹介したい。
 塾が設定した「愛光学園の紹介と入学のすすめ」というタイトルでわたしの話をした。
 挨拶・自己紹介に続き、学校の沿革、聖ドミニコ修道会の主な理念「神学研究と清貧の中での福音宣教」、そして、建学の精神として「われらの信条」を暗唱した。さらに「われらの信条」の中の「世界的教養人」と「愛と光の使徒」という語句を偉人、アインシュタイン、聖カタリナ、ヘレンケラーの名句を引用して説明した。
 次に進学目標、さらに今年の進学実績に触れた。
 続いて、本校がICT機器を用いたActive Learningに力を入れていることに触れた。「Society 5.0」と「GIGA スクール構想」の関連を話し、最後に完成したばかりの新校舎のことについて話をした。
 ここまでは、いつもの説明会と変わらない。今回は30分間の話であったので、「全人教育」の話を少しさせてもらった。
 今や、教育の世界では当たり前になっている「全人教育論」は、大正10年に小原國芳先生によって提唱された教育論である。人間の文化に六つの方面、学問、道徳、芸術、宗教、身体、生活があり、それぞれの理想を真、善、美、聖、健、富とし、調和のとれた人間形成が必要であるという教育論である。
 わたしは、小原國芳先生と一緒に仕事をさせてもらったおかげで、教育に対する根本的な姿勢を伝授していただいたと思っている。
 わたしがよく用いる、「教育とは卒業後の思い出なり」は小原國芳先生の言葉である。

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