中高合同全体集会をオンラインで開催した。
高校生徒会長の司会で始まり、まず、表彰伝達をおこなった。
この表彰伝達では、生徒たちの部活動や様々な分野で活躍した生徒の表彰をする。
代表者が大会議室に集まるのだが、40人くらいはいたであろうか。表彰の時には、以前から代表者だけではなく、全員の氏名を読み上げることにしている。おそらく、80名近くの氏名を読みあげたと思う。
氏名を間違えないよう、生徒部副部長が生徒氏名に振り仮名を打ってくれているが、再度、確認をして、何度か読みの練習をして臨むことにしている。
たくさんの生徒が活躍している実績がこのようにして披露されることは、他の生徒たちの刺激になるので素晴らしいことだと思う。
続いて全校生徒に向けて講話を行った。講話の一部を紹介したい。
皆さん、タブレットやクロームブックを適切に使用しているでしょうか。
皆さんに、勉学を頑張ってもらいたいと新しいチャレンジを行っていますが、うまく活用するのは皆さん、一人ひとりです。
学習以外のことにはまってしまって、ネット依存やゲーム依存になり、肝心の勉学がおろそかになっていることはありませんか。ネットリテラシーを身に付けて、学力アップにつながる使用でなければなりません。
自分の目標や夢の実現に向けて勉学におけるチェインジ&チャレンジを行っていただきたいとお願いをしておきます。
新型コロナウイルス感染防止に対する話
さて、皆さんは、担任との個人面談があると思います。また寮生の皆さんはわたしとの面談が卒業までに3度あります。
2月11日(金)に中3寮生との面談が終了し、ほぼ、1年がかりで、中1、中3、高Ⅱ寮生の個人面談がすべて終了しました。
学級担任や私との個人面談後、激励されて、やる気になる生徒が多いと思います。実はその後の皆さんの姿勢が大切なのです。つまり、やる気の継続です。よく、「継続とは力なり」「続いてこそ道」と皆さんに伝えていますが、続けることがとても難しいことなのです。
学習のリズムを作っていただき、それぞれの生活のパターンを作り上げ、充実した学校生活が送れるよう努力を重ねていただきたいと思います。
以前から、「やる気がなくなったら、校長室に来てください。」と申し上げていますが、何かのきっかけをつかみたい時には、どうぞ、いつでも校長室に来てください。やる気が出るかどうかは分かりませんが、少なくとも心を込めて、熱く語り合うことはできます。
話は変わりますが、稲盛和夫氏の一日一言(いちげん)の中に、
―― 一所懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。そのような当たり前のことを一所懸命行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての「生き方」はないように思います。――
とあります。
「一所懸命に働くこと」は一所懸命に学問に励むことと置き換える必要がありますが、その他はまさしくこの言葉通りだと思います。
「われらの信条」の中に、「学問に対する情熱と道義に対する渇望とはわれらの生命である」、つまり学問への情熱と道義への渇望が生命、「命」である学校が愛光学園です。このことを強く意識してほしいと述べて、中高合同全体集会の講話とします。