過去のチュータのひとりごと

(2022/05/08)チュータのひとりごと 第693回(寮面談)

 毎年、4月の始業式後に中1寮生の個人面談を開始し、4月末の連休が始まるまでに全員の面談を終了することにしている。
 今年も4月10日(日)に個人面談を開始した。連休前ということは、4月27日(水)が面談最終日ということになる。
 昨年度との違いは中1寮生が大幅に増えたことである。
 17日間で80名を超える生徒との面談をすることが果たして可能かどうか迷いはあったが、とにかくチャレンジすることにした。
 一人当たりの面談時間は、学習室から面談室までの移動時間を含むと約15分である。

 質問する内容は毎年ほぼ同じ内容で、

 自分の長所と短所
 志望大学と将来の夢
 どの部活動に入部したいですか。
 困ったとき、相談をしますか、それとも相談は苦手ですか。 
 寮生活はどうですか?                     
 寮食はどうですか?
 学習面,生活面で困っていることはありますか?
 愛光中学に入学して印象的であったことは?

 等を尋ねた。
 
 長所と短所では、短所はすぐに指摘できるのに、長所となると、「う~ん」と考えこむ生徒がいるのは、毎年と変わらない。
 志望大学では、毎年と同じように医学部医学科が多い。
 また、「印象的であったこと」については、多くの生徒が新校舎を挙げていた。
 面談の答えの中で、特に以前と変わったことは、食事の評価である。今年もほとんどの中1生が寮食が「おいしい」と答えている。
 10年以上前には、寮食に対して無茶苦茶厳しい評価が多かったが、現在では寮生の自治会のメンバーと業者との寮食会議の結果、メニューや味付けに様々な工夫が加えられている。
 寮生活の努力が人生の中で燦然と輝く時代がやってくることを生徒たちに伝えている。
 寮生活は「同じ釜の飯を食う」、これに尽きるのではないだろうか。
 連休に入る前に何とか全員の面談が終了したことを報告して、今回の「ひとりごと」を閉じたい。

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