「チュータのひとりごと」が今回で第700回を迎えた。なかなか感慨深いものがある。
当時の教務の教員の力を借りながら、生徒たちの普段の様子を写真と共に紹介する「チュータ日誌」を始めたのは、2000年9月のことである。
その頃、毎日更新する学校ホームページは少なくとも九州、中国、四国の学校にはなかった。
当時の保護者の皆様は「チュータ日誌」に毎日、しかも、何度も(?)アクセスしてくださったと聞いている。写真は今のように綺麗なものではなく、ギザギザ感が残っていたが、それでも、楽しみにして毎日閲覧してくださったようである。中には、在籍期間の6年間、毎日更新する「チュータ日誌」をプリントアウトし、保存してくださったお母様もいらっしゃった。
そして、今回700回を迎えた「チュータのひとりごと」は「教務のひとりごと」としてスタートした。
第1回の「教務のひとりごと」の掲載は、2000年10月22日(日)であった。
普段から、「継続とは力なり」とか「続いてこそ道」と述べているが、第700回まで続けることができたのは、目を通してくださっている皆様のおかげである。
昨年、「チュータ日誌」の更新が少なくなっているというご指摘を保護者から受けているのを耳にし、何とかしなくてはならないと思いながらも、ついつい、そのままになってしまっていた。
今年の3月、机の整理をしていると、チュータ日誌を更新していた当時のカメラが出てきた。
バッテリーを入れて動かしてみると、作動は10年前と同じで、SDカードに記録された映像もパソコンで綺麗に見えた。
久しぶりにカメラを構えた時に、ふとある考えが浮かんだ。更新のお手伝いをさせてもらおうという気持ちが湧いてきたのである。早速、4月から始めることにし、寮日誌にもかかわることにした。
この意気込みが果たしてどこまで続くかチャレンジしてみたい。
写真を撮るためには校内のどこかに、また、寮であれば寮内のどこかに出かけなければならない。現場しかないのである。
そして、この現場にこそ、イキイキした生徒の姿やはっと驚く光景がある。
写真を撮るときの気持ちは、チュータ日誌を始めた当時から、イキイキワクワクしたものでなければならないと思ってきた。と言うよりも生徒や驚く光景に出会うと、自然にイキイキワクワクしてくるのである。
撮影者の気持ちは写真や文章に見事に表れると思っている。
「感動、喜び、イキイキワクワク」でチュータ日誌と寮日誌に臨みたい。