過去のチュータのひとりごと

(2022/07/10)チュータのひとりごと 第701回(高知への出張)

 「日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会」の令和4年度総会・研修会が高知県で開催された。
 全国から保護者会連合会の会長、副会長、理事、監事等が一堂に会して、研修や情報交換をし、さらに、懇親を深めた。
 愛媛県からは、愛媛県保護者会連合会会長、事務局長、そして、私の3名が参加することになった。立場上わたしは来賓として出席した。
 最初、バスで行くことを考えたが、コロナ感染リスクを考慮して、自分の車で出かけることにした。
 愛媛から高知に車で向かうには、松山高速道か国道33号線を使うかのどちらかである。
 高速道路を使うと、松山のインターから川之江のジャンクションを通って高知へ向かう。距離はかなりあるが、所要時間は少なくてすむ。
 往路は久しぶりに国道33号線を使ってみることにした。
 平日ということもあってか、山間部はほとんど車が走っていなかったので、渋滞はなかったが、途中、3,4か所工事中の所があり、片側通行になっていた。目に飛び込んでくる山と川の緑は見事である。
 無事、市内に入り、高知城の近くにある会場のホテルに到着した。
 ホテルの食堂でテーブルに一人で座り、カレーライスを注文した。知らない土地で食事をする際、当たり外れが少ないのがカレーライスであると思っているからである。
 昼食を終えて、会場の控室に向かっていると、「先生!」という声に驚いた。何と、本校のお二人のお母様であった。
 本校の保護者は「父母の会会長」以外は出席していないと聞いていたので、余計にびっくりした。聞くと、本校在校生の兄弟姉妹が高知にいらして、この会のお世話係としてお見えになったとのことであった。
 丁重なるご挨拶をいただき、お話をしているうちに、知人にお会いできた時の安心感のようなものが心の中に生まれ、知らない土地で抱く不安感が一掃された。不思議なもので、お二人とお話できたことによって、心が勇んできたように思えたのである。
 会議の間、わたしは舞台席に座っていたが、退場の時にも、お二人は後ろの席にいらして、声をかけてくださった。
 保護者の方の温かい歓迎の気持ちくらいうれしいことはない。
 会議が終わってすぐに帰松したが、帰路は高知高速道と松山高速道を使って気持ちの良い高速運転ができた。それは、本校生徒のお二人のお母様とお会いできたことで、楽しい気持ちになったからであろう。
「ありがとうございます。」

1学期の「チュータのひとりごと」は今回が最終です。
2学期は9月4日(日)から開始します。

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