過去のチュータのひとりごと

(2022/09/04)チュータのひとりごと 第702回(体育館竣工式)

 新体育館の竣工式を7月21日(木)に実施した。
 2学期の「チュータのひとりごと」は、竣工式の式次第と校長挨拶から始めたい。

 式次第
  開式の挨拶
  建設会社社長挨拶
  建設会社より理事長へ鍵の受け渡し
  校長挨拶
  テープカット
  理事長が校長へ鍵を渡し、校長が開錠する
  理事長による祝福の祈り
  閉式の挨拶

 
 校長挨拶

 建設会社の皆様、監修の大山様、さらにはこの工事に携わっていただいた皆様のおかげで、待ちに待った新体育館の竣工を迎えたこと、感謝申しあげます。
 初代理事長、ヴィセンテ・ゴンザレス神父様は創立時に愛光学園の生徒に「全人教育」を授けたいと述べられました。全人とは人間の文化に学問、道徳、芸術、宗教、身体、生活の6つの分野があり、それぞれの理想を、一文字で、真、善、美、聖、健・富とし、これらが調和した人間のことを言います。
 この中の身体の部分の理想は健康です。この分野を担当するのに、この新体育館が大きな役割を果たしてくれるものと期待しています。
 生徒の皆さん、この後、新しい体育館を実際に見て、感動を味わってください。
 
 この挨拶文を述べるときに、大きな失敗をしてしまった。
 この日は1週間前の天気予報では雨であった。前日になって、雨は降らないであろうという予報で安心していたところ、天気はよかったが、とんでもなく暑い天気になってしまった。
 当然のことながら、黒の式服を着用して式典に臨んだため、長時間は立っていられないと思い、式が始まるまで、建物のかげで暑さをしのいでいた。
 いざ、式典が始まり、建設会社の社長のお話の後、わたしの挨拶になった。
 挨拶文は短いので、原稿なしで臨んだが、新体育館と言うべきところを、図書館と言ってしまったのである。途中で気が付いて訂正したものの、いまだになぜ、図書館という言葉が出てきたか理解できないでいる。少なくとも、今回の挨拶に図書館が出てくることはない。
 何度か練習する中でも、図書館という言葉を使ったことはなかった。暑さのせいにしてはみたもののこのような失敗は避けたいものである。
 このことで、一つ思い出した失敗がある。
 60周年の記念式典で、式辞を述べる時に、最後の年月日の「平成」を「昭和」と言ってしまったのである。原稿には「平成」と書いてあったのにである。最後の文章を読んで、終わったと思い、原稿から目を離した隙に思わず「昭和」と言ってしまった。
 来年の2月28日(火)に実施される創立70周年記念式典では、このようなことがないよう、慎重に臨みたい。
 

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