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(2022/10/16)チュータのひとりごと 第707回(第11回私学振興大会挨拶(その1))

 10月15日(土)に第11回愛媛県私学振興大会を市内のホテルで開催した。
 主催者挨拶の全文を2回に分けて紹介したい。

 (1)

 皆様、こんにちは。
 第11回愛媛県私学振興大会開催にあたり、主催団体であります愛媛県私立中学・高等学校連合会を代表いたしまして、ご挨拶申し上げます。
 本日は、お忙しいところ、愛媛県知事の代理として愛媛県副知事、また、愛媛県議会議長、さらには、自民党私学振興議員連盟会長をはじめとし、私学振興議員連盟の県議会議員の先生方、そして私学文書課課長にご臨席賜りました。日頃より、愛媛県私立学校教育の振興につきまして、ご理解、ご協力をいただいております。この場をおかりしまして心よりのお礼を申し上げます。
 愛媛県のそれぞれの私学は、各校独自の建学の精神を堅持しつつ、「親と子と先生」の三位一体の教育を実践し、日々特色ある学校づくりに励んでおります。
 特色ある教育とは、中学・高校の一貫教育、あるいは共学校や女子校での様々な教育、そして、人間づくり、国際理解教育、環境教育、情報教育、特にICT機器を用いたアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)などで、各校、知性を磨く幅広い教育を行い、Society 5.0の時代に生きる生徒たちを育成しています。
 また、各私立学校は信念を持って、一人ひとりの感性を磨き、情緒を深め、豊かな人間性を涵養すること等、徳性の教育を大切にしています。
 イギリスの哲学者、ハーバート・スペンサーが唱える知育・徳育・体育はもちろんのこと、芸術、つまり美の教育、美育も重要だと考えています。つまり、人間の文化の6つの分野、「学問、道徳、芸術、宗教、身体、生活」の理想である、「真、善、美、聖、健、富」の「全人教育」を目指しているのです。
 わたしたちは、「私学は一つ」「教育は私学から」の理念と誇りを持ち、私学としての情報を共有するべく努力を重ねています。そして、社会や時代の要請に応え、学問の分野、スポーツの分野、さらには、文芸の分野で数多くの人材を輩出してまいりました。
 今後も愛媛県、さらには日本、そして世界に役立つユニバーサル人材を育成するために、それぞれの学校のビジョンを持ち、常にチェインジとチャレンジ、変革と挑戦を重ねてまいる覚悟です。
 そして本県及び日本の教育の発展のために努力し続け、保護者が子供たちを安心して託すことの出来る私立中学・高等学校であり続ける所存であります。
 さて、ここ数年、愛媛の私学が最も力を合わせてきたのは、愛媛県私学振興大会です。平成24年に第1回大会を開催し、今年で11回目となります。
 昨年度と一昨年度はコロナ感染予防の観点から、このような対面での開催ができず、回数としては重ねていますが、3年ぶりの対面開催となりました。

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