先日の寮日誌で「キーマカレー」について紹介した。
寮の毎週水曜日の昼食は、寮生に大人気の「カレーライス」が提供されることに決まっている。
一刻も早くカレーを食べたいために、4時限目の授業が終わると、走って寮食堂に向かう寮生もいる。
水曜日の4時限目の授業を担当していて、終了のチャイムが鳴ると同時に、寮生がそわそわし、早く授業を終わってほしいというサインを送られた経験がある。
先日、寮のカレーライスは、いつものカレーライスだと思って撮影に行ったところ、食堂のスタッフから「キーマカレー」だと聞いた。初めて耳にする言葉だったので、何度かこの単語を繰り返した後、「『キーマ』ってどのような意味があるのですか」と尋ねたところ、明確な答えは得られなかった。そこで、ネットで検索したところ、発祥はインドで、ヒンディ語やウルディ語で、「挽き肉」のことを「キーマ」と言うと分かった。
残念ながら、この日、キーマカレーをいただくことはできなかった。
先週の日曜日、入試の説明会が今治であった。松山から車で約1時間のところにある造船とタオルで有名な町である。
松山から今治に車で向かうには、海岸線を走るルートと「石手川ダム」を通る山道のルートがある。この日は瀬戸内海の素晴らしい景観を楽しむことができる海岸線のルートにした。
途中、「瓦」の町、菊間の近くに、このルート沿いで美味しいカレーライスを提供するレストランがあるので、説明会に一緒に出かけた広報担当の教諭と立ち寄った。
昼食時だったこともあって、レストランには多くの客がおり、食事と窓から見える瀬戸内の景色を楽しんでいた。
この店の人気メニューは「ゴールデンカレー」で、カレーのルーはさらさら、そして、まろやかな味がする。
わたしは「地中海野菜カレー」をオーダーした。期待通りの素晴らしい味であった。
キーマカレーに話を戻そう。10名の中1寮生に普段のカレーとキーマカレーとではどちらが美味しいかと尋ねたところ、珍しいこともあってか、7対3でキーマカレーであった。次にキーマカレーが提供されるときには、寮生とともにいただいてみたいと思っている。
今回が、今年の「チュータのひとりごと」の最終回です。来年は1月15日(日)に開始する予定です。
よいクリスマス、そしてよいお正月をお迎えください。