先週の1月24日(火)から25日(水)にかけて、愛媛県内の中南予が暴風雪や大雪となる可能性があるとテレビや新聞等で報道があった。
中予に位置する松山では、雪が積もって、公共交通機関が利用できなくなることはほとんどない。
わたしは18歳まで瀬戸内の松山観光港の沖合にある興居島(ごごしま)に住んでいた。
小学生の頃、現在とは違って、興居島にも雪が降ることがあった。10センチほどの積雪があり、雪だるまや雪合戦をやったことがかすかな思い出の中にある。
当時の冬の寒さは相当なもので、エアコンのない隙間風の吹く部屋で、夜眠る時にせんべい布団に入ると足先が冷たく、なかなか寝付けなかった。
風呂から上がってすぐに眠るといいことは分かっていたが、自宅から50メートルほど離れた銭湯から帰ってくると、身体がすっかり冷えていて、すぐには眠れなかった。
高校受験の家庭学習で、暖房をどのようにするか工夫をした。
当時足温器なるものが発売されて、使用していたが、足先にしもやけができて、すぐにやめた。
次にホームコタツが発売された。これなら足全体が温かく、しもやけにもならないことが分かった。
そこで、妙案を思いついた。
敷布団の上にホームコタツを載せ、上布団の手前を短くしてホームコタツにかぶせ、その上に天板を載せた。
学習をする際には敷布団の上に置いた座椅子に座り、天板の上に学用品を置いた。眠くなると、座椅子をのけて敷布団の上に横になる。すると、足は温かいまま眠りにつくことができるのである。
この方法だと、寒さを感じることがなく、快適に学習ができた。ただ、難点は温かすぎると眠気がすることで、ホームコタツの温度を上げ過ぎないようにすることが大切であった。
形としては頭寒足熱の理想形である。
ありがたいことに、現在はエアコンがあって、寒さを感じることなく学習ができるようになったが、電気代が跳ね上がった昨今、ホームコタツで暖を取るのも一つの方法かもしれない。