過去のチュータのひとりごと

(2023/02/05)チュータのひとりごと 第720回(愛光学園同窓会中国地方支部設立総会)

 1月28日(土) に広島市内のホテルで「中国地方支部設立総会」が開催された。
 到着後、110名を超える参加者だと聞いて驚いた。同窓会担当の世話係の皆さんのご苦労で、多くの同窓生が集まったことは間違いない。
 この場を借りてお礼の言葉を述べさせていただきたい。「本当にご苦労様でした。」

 式次第を紹介したい。

 開会
 来賓紹介
 理事長挨拶
 校長挨拶
 同窓会本部代表挨拶
 会則等説明
 同窓会中国地方支部執行部推薦
 同窓会中国地方支部代表挨拶
 校歌斉唱
 乾杯
 歓談
 集合写真
 閉会挨拶

 開会の前に、挨拶をできるだけ短くするように依頼されたので、用意していた7分ほどの挨拶をやめて、「われらの信条」を暗唱して挨拶を終えた。
 わたしはすべての同窓会で、必ず冒頭に「われらの信条」を暗唱する。学校長の大切な役目の一つが、建学の精神を教育の三位一体「親と子と先生」、そして同窓生が共有するための方策を考えることだからである。
 実は今回の同窓会では、同窓生にはあまり知られていない事実を紹介するつもりでいた。
 それは、初代校長田中忠夫先生が司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」に登場する秋山好古校長と北豫中学(現在の松山北高校)で交流があったという話である。
 北豫中学は当時、建学の精神を持つ私立中学であった。秋山校長は、イギリスのパブリックスクールを範とする教育をおこないたいという夢を持っており、田中忠夫校長も本校の創設にあたって同じ夢を抱いていた。秋山校長とは1年以上の親交があり、田中忠夫先生は松山商科大学(現・松山大学)の教授だけでなく、北豫中学で社会科の講師を務めていたという記録が残っている。

 歓談の時間になって、次から次へと懐かしい同窓生がやってきてくれ、一気に時代をさかのぼって話が盛り上がった。
 わたしは、高Ⅲ生を担任として送り出したのが、23期、25期、29期、33期、35期、42期の6学年である。約1時間半の間、懐かしい思い出話に花が咲き、気づいたら閉会の挨拶になっていた。
 この間、料理に手を付けることができず、結局、一口も食べることができなかった。お腹はすいたが、教員として同窓生と親しく話ができるのは至福の時である。
 ありがたいことと感謝しつつ、近くのラーメン屋で「尾道ラーメン」をいただいて、ホテルの部屋に戻った。
 

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