過去のチュータのひとりごと

(2023/04/16)チュータのひとりごと 第728回(第1学期始業式講話)

 4月10日(月)に第1学期始業式を実施した。講話の一部を紹介したい。

 令和5年度、創立71周年の年度が始まりました。
 コロナウイルスの影響で、全生徒と教職員が一堂に会して1学期始業式を行うことができないのは大変残念です。教育の三位一体、「親と子と先生」の協力でコロナ禍を乗り越えていきましょう。
 今年度、中1・71期生と、高Ⅰ・68期生に新しい仲間を迎えました。今年度も、共に頑張っていきましょう。
 さて、すでに本校のホームページで発表していますが、大学入試の前期・後期の結果について報告をしておきます。

 中略
 
 新入生の皆さんがいますので、改めていじめについて述べておきます。
 分かりやすく言うと、「心理的、物理的な影響を与える行為(インターネットを含む)をして、相手が心身の苦痛を感じているもの」を言うのであります。
 いじめ行為は、これからも繰り返し述べますが、皆さんがすぐに担任、舎監、保護者に相談をすることです。特に担任に相談をすることをお願いしておきます。人間関係で、相手の行為によって、充実した学校生活や寮生活が邪魔されるということは、断じてあってはなりません。遠慮なく相談することです。
 また、いつも申し上げている通り、人間はこの地球上で助け合うことによって生存してきました。大切なのは「思いやりの心」をもつことです。つまり、カトリックの言葉で言えば、「愛の心」を持つことです。この大切な心を人類は見失いつつあるのではないでしょうか。この「思いやりの心」こそが人類の抱えている問題の多くを解決へと導くのだと思います。「われらの信条」にある「道義」、つまり、人が人として踏み行うべき道をしっかり歩んでいただきたいとお願いします。
 また、生活マナーアップを図りたいと考えています。特に挨拶や服装において、礼儀正しさを身につけるようにしてください。「世界的教養人」「愛と光の使徒」としての挨拶や服装を追及していただきたい。さらに、廊下等での教員や来客への挨拶はもちろんのこと、特に登下校時に、「おはようございます」「さようなら」の挨拶はお互いの気持ちが爽やかになります。声に出して挨拶をすることを強くお願いしておきます。皆さんや先生方のやる気にもつながることだと思いますので、「声出し挨拶」を心掛けるようにしてください。
 次に、66期高Ⅲ生の皆さん、昨年のBSテレ東でも申し上げたことですが、「受験は団体競技」です。つまり、ティームワークがとても大切です。その中で、生徒の皆さん同士、また皆さんと先生方の信頼関係が大学入試結果に重大な影響を与えます。
 66期生の中の寮生の皆さんとしか個人面談をしていませんが、皆さんが担当の先生方に大きな信頼感を寄せていると、面談から感じています。学年部長・佐藤晃先生を中心として、よい意味で刺激をし合い、生徒と生徒のティームワーク、生徒と先生のティームワーク、先生と先生のティームワークを組んで、頑張ってくださることをお願いします。
 続いて、新型コロナウイルスとインフルエンザ感染防止について、細心の注意をしてくださるようにお願いします。教室内の換気をおこなったり、食事の前後はもちろんのこと、折に触れて手洗い、手指消毒をすることも一つの方法だと思います。
 以上のお願いをして、1学期始業の挨拶といたします。

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