今年も中1寮生の寮長面談をおこなっている。5月の連休が始まる前に終了することを目指している。
寮生に質問する項目は全員同じであるが、その答えは実に興味深い。
まず、長所と短所を聞く。
長所と聞くと、しばらく考え込む生徒が多い。そこで、『小学校の時、先生や友人から、「君のいいところはこんなところだね。」と言われたことはないかな?』と聞くと、答えが返ってくることが多い。
続いて、「自分の性格で、ここは変えた方がいいなと思っているところがありますか。」と聞くと、この答えの返事は実に早い。次に、「短所は考え方によっては、長所になるね。」と説明すると、うなずいている。
食事の質問をすると、これまでのところ、全員の生徒が「美味しい」と答えている。
「肉がレンガだったってことはありませんでしたか。」と聞くと、笑いながら、「そんなことは全くありません。」という答えが返ってきた。
自治会と業者の話し合い等もあって、近年の寮食は、とても美味しくなっている。ただ、個人の嗜好もあって、すべての食事が自分の満足いくものであるとは限らない。
「最後に、入学して最も印象に残っていることは?」という質問に、ほとんどの生徒が新校舎、体育館、文化会館、そして、広大な敷地を挙げた。
創立70周年キャンパス整備事業が完成した最高の環境の中で、生徒たちが、自分の夢の実現に向けて頑張ってくれることを願って、今回の「ひとりごと」を終わりたい。