過去のチュータのひとりごと

(2023/10/08)チュータのひとりごと 第740回(同窓会)

 8月26日(土)に33期卒業生、そして、9月9日(土)に35期同窓会が市内のホテルでおこなわれ、それぞれの高Ⅲ時の担任と担当教諭が招待された。
 わたしが初めて高Ⅲ生を担当したのは21期生であった。そして、高Ⅲ生を担任として送り出したのは、23期生、25期生、29期生、33期生、35期生、42期生の6度である。
 それぞれの期に思い出が残っているが、こうやって同窓会で出会うと、たちまちのうちに、意識が彼らの中高時代に戻ってしまうから不思議である。
 再会した際には、当然のことであるが、顔も姿も変わっているので、「誰だったかなあ?」から会話が始まるが、名前を聞いた途端、中高時代の顔や姿を思い出す。一旦思い出すと、瞬時に彼らの中高時代に戻るのである。
 わたしは、どの同窓会でも挨拶の冒頭に「われらの信条」を暗唱することにしている。
 生徒の時に聞いた「われらの信条」と、同窓会の席で聞く「われらの信条」が個々の同窓生にとって同じではないとわたしは考えている。様々な人生を歩んでいる、あるいは歩んできた結果、進化した「われらの信条」があるはずである。「世界的教養人」そして「愛と光の使徒」という目指すべき人間像は、それぞれの人生の段階で進化しているのではないか。
 つまり、人生のそれぞれの段階で、「Change and Challenge(変革と挑戦)」の繰り返しが行われているのだと思う。
 さて、35期生の同窓会は午後5時から9時まで4時間にわたる会で、最初、何をするのにそれほど長い時間がかかるのかと不思議に思ったが参加して分かった。
 約90名の同窓生が参加し、教員の挨拶に続いて一人ひとりの紹介があった。
 卒業アルバムに掲載されている個人写真がスクリーンに投影され、拍手が起こる中で本人が舞台に登場すると、さらに大きな拍手が起こる。制限時間が決まっていて、長くなると卓上ベルが鳴るという形であったが、それぞれの自己紹介に歓声と大きな拍手が起こり、会場が大いに盛り上がった。
 4時間という時間が楽しく、これほど短く思えたことは、人生初の経験であった。同窓生の皆さんの見事な工夫とその努力に対して大きな拍手を送りたい。

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