今年度の入試説明会が始まった。
　入試説明会の会場は「大阪、名古屋、広島、岡山、東京、横浜、福岡、北九州、高知、高松、徳島」の11か所である。このうち、今年度のわたしの担当は広島、岡山、東京、横浜、高知である。学校から2名または3名の教員が参加し、1時間半の説明をおこない、その後、質疑応答の時間を設定している。
　10月7日（土）に広島、そして、翌日の日曜日に岡山で説明会を実施した。
　わたしの担当は、学校の基本方針を述べることである。
　簡単な自己紹介をした後、学校の沿革、経営母体である聖ドミニコ修道会の歴史や理念に触れる。
　その後、本校の建学の精神を説明する。私学には必ず、建学の精神がある。公立には校訓や校是はあるが、それぞれの私学が持つ建学の精神とは異なる。本校の建学の精神は初代校長が起草した「われらの信条」に示されている。
　わたしはいつも、本校は「全人教育をベースにして知性と徳性の2本柱を立てている学校」であると説明している。そして目指すは「世界的教養人」「愛と光の使徒」である。
　建学の精神に続いて進学実績や現在本校が何に力を注いでいるかを述べる。また、寮や寮生活の紹介も重要な説明事項である。
　わたしの説明の後、総務担当の教員がパワーポイントを使って入試の説明をする。
　途中、休憩をはさんで、中１と高Ⅰのそれぞれの保護者に「在校生父母のメッセージ」のスピーチをお願いしている。
　実はこの入試説明会は、「愛光学園父母の会」の各地区の支部長、副支部長、委員の皆様の協力で成り立っている。会場準備や司会等もお世話になっており、学校から参加する教員は自分のスピーチに専念できる。
　今月いっぱい説明会は続くが、サポートしていただく保護者の皆様にお礼を申し上げて今回の話を終えることにする。