過去のチュータのひとりごと

(2023/12/10)チュータのひとりごと 第749回(高校入試の思い出と出会い)

 高Ⅲに続いて、中1~高Ⅱまでの第2学期期末考査が終わった。
 現在、高Ⅲ生は来年の1月に実施される「大学入学共通テスト」に向けて猛勉強をしている。
 大学入試のことを考えているときに、ふと、高校入試のことが頭に浮かんだ。
 わたしの時代の県立高校入試は9科目であったように記憶している。
 国語、数学、英語、社会、理科、音楽、美術(図画・工作)、体育、技術・家庭であったように思う。
 わたしは中学でブラスバンド部に入っていたこともあり、音楽のテストには自信を持っていて、当時発行されている音楽の問題集を数冊解いた記憶がある。実際の高校入試では、1問間違っただけで自分の成績の中では最高点であった。
 小学校に入学して、音符を読むことができず、苦労したことが苦い思い出として心の中に残っている。音楽の成績も最低であった。いまだに、当時の音楽担当の先生の姿を思い出すことがある。
 ところが、中学入学後、担任の音楽の先生の勧めでブラスバンド部に入り、アルトサックスを吹いたことが、音楽に興味を持つきっかけになった。
 人生で、どのような人物に出会うか、それは運命のような気がする。「人間は出逢うべき人には必ず逢える。一瞬遅からず一瞬早からず」と哲学者、森信三氏の言葉にあるように、自分が歩んでいく道で必ず出会う人がいるように思う。
 ただ、それは、偶然に出会うのではなく、自分が何かに向かって挑戦を続けている時に起こることであって、この出会いは天の采配と言えるのではないだろうか。
 生徒の皆さんが、何かに向かって挑戦を続けるときに、天は「出会うべき人」を必ず用意してくれているはずである。

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