過去のチュータのひとりごと

(2024/01/14)チュータのひとりごと 第751回(2学期終業式講話)

 新年おめでとうございます。
 2024年、令和6年の新春を迎えました。本年もよろしくお願いいたします。本日より「チュータのひとりごと」を再開します。
 まず、元日に起きました令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に心よりのお悔やみを申し上げますと共に、被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げます。
 2学期終業式で述べた講話の一部を掲載します。

 皆さん、こんにちは。第2学期終業式を久しぶりに対面でおこないます。
 高Ⅲ生の皆さんは大学入試を考慮し、すでに11月末に高校生活最後の定期考査となる2学期期末考査を終えており、1月に控えた大学入学共通テストと、その後の2次試験に向けて頑張っています。
 中1から高Ⅱの皆さんは、12月の初めに期末考査を終え、昨日のまさしく、Merry and Brightなホアン神父様のクリスマス・メッセージ、光り輝く「クリスマス祝会」を終えて、今日の終業式を迎えました。

 中略

 ここで、アサヒビール社友の福地茂雄氏が「時間」について、月刊誌「致知」で次のように述べているので紹介します。
—— 時間の流れを表す言葉として、過去、現在、未来があります。辞書には、それぞれの意味が次のように説明してあります。
過去: 過ぎ去った時刻
現在: 過去と未来の間、いまこの時
未来: これから来る時、将来
 あいにくこの説明を読んでも、いつからが現在で、いつまでが現在となるかはっきりしません。
 経営判断の場では、「現在」はなく、「いまという過去」しかないと私は思っています。刻々と状況が変化する経営の現場では、「現在」、すなわち「いま」は既に過ぎ去った過去なのです。
 そう考えると、「いま」できる経営判断を明日という将来に引き伸ばしてはなりません。「いま」できることは「いま」決断すべきです。いまは、「いまという過去」に過ぎないのです。——
 高校生の皆さんなら誰でも「Make hey while the sun shines.」(日の照るうちに干し草をつくれ)という諺を聞いたことがあると思います。「好機をのがすな」とか「善は急げ」、「今日できることを明日まで延ばすな」等の意味で使われています。
 福地氏の言葉は、経営だけではありません。皆さんの勉学についても同様のことが言えます。「いまできることは、いま決断しなければならない」のです。時間は待ってくれないのです。
 先日、中1生のCLE2の時間に紹介した、「まずやる、すぐやる」の精神をもって、勉学に向かってください。
 愛光に在学する期間、常に「まずやる、すぐやる」の姿勢で勉学に向かえば、自分が行きたい大学、学びたい大学に入学できるはずです。
 皆さんは本校に入学するときに、難しい入学試験を突破しているのです。
 その天から与えられた才能を磨かずにいては、世界の何千万人もの未就学児童に申し訳ないと思うのです。彼らは学校に行きたくても、貧困のため行けないでいるのです。それを考えると皆さんはいかに恵まれているかが分かるでしょう。恵まれた者には恵まれた者としての責務があると思うのです。頑張りましょう!

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