過去のチュータのひとりごと

(2024/02/18)チュータのひとりごと 第755回(雪と台風)

 2月10日(土)に中学マラソン大会を実施した。
 曇ってはいたが、寒さもそれほどではなく、マラソンにはよいコンディションだった。
 1月から2月にかけて、大雪のニュースを目にする機会が多くなる。
 松山は温暖な気候のため、雪が降っても積もることはほとんどない。
 なぜ雪が少ないかというと、地形的に中国山脈があるため、雪雲が瀬戸内海に入ってきにくいのだと考えている。
 ただ、関門海峡を抜けた雪雲が南予に雪を降らせることがよくある。南に位置しているのになぜ雪がと思ったことがあるが、この説明を聞いて納得した。
 本校に勤務してから1度だけ雪で「臨時休業」になったことがある。その時は10センチ以上の積雪があり、自転車通学の生徒の登校が危険であると判断して休業の措置をとった。
 わたしはこの日、長靴を履いて出勤した。雪の中での車の運転は慣れていないととても危険だからだ。
 東京にいる頃、雪の坂道を運転していて、ブレーキをかけたところ、車が半回転したことが記憶にある。この体験以来、雪の中での運転をしないことにしている。
 松山は雪が少ないだけでなく、台風がやってくるのも少ない。これも先ほど述べた地形によるものだとわたしは考えている。つまり、四国山脈が遮ってくれているのである。
 ただ、台風は豊後(ぶんご)水道に入ると、松山が進路の右側になるのでひどい嵐になる。
 わたしは生まれてから18年間、瀬戸内海の興居島(ごごしま)で暮らした。その当時、なぜか、豊後水道に入る台風が何度かあり、恐ろしい体験をしている。以前にも紹介したことがあるが、朝起きてみると、道路が半分波でえぐられている映像がいまだに頭の中に残っている。
 松山は確かに自然災害の少ないところである。しかし、いずれ起こると推測されている地震に対する備えを怠ってはいけないと思っている。

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