過去のチュータのひとりごと

(2024/04/14)チュータのひとりごと 第758回(令和6年度入学式式辞)

 4月8日(月)に中高合同の入学式をおこなった。式辞の一部を紹介したい。

 式辞

 愛光学園第72期、中学1年生の皆さん、第69期高校Ⅰ年生の皆さん、入学おめでとう。心よりの喜びと感謝をもって皆さんをお迎えしたいと思います。学園と総合公園の桜も皆さんを待っていてくれました。

 中略

 この創設の理念を受けて、初代校長田中忠夫先生が先ほど朗読された「われらの信条」を雪の降る夜に起草し、本校の1期生から現在まで、同窓生、そして現役生共通の思い出となる「建学の精神」として受け継がれてきているのです。
 わたしは、入試説明会や学校説明会、またCLE(クリスチャン・ライフ・エデュケーション)の授業で、愛光学園を次のように紹介しています。
 ヴィセンテ・ゴンザレス神父様が述べている「全人教育」をベースにして、さらに、徳性と知性の2本柱を立て、国際社会のよきリーダーとなる「世界的教養人」、そして、「愛と光の使徒」を育成するのが愛光学園の使命であります。
 「全人教育論」とは教育学者、小原國芳先生によって提唱され、調和ある人格を育成するという教育論で、「教育の内容は人間文化の全部を盛らねばなりませぬ」と記されています。
 皆さんが本校で履修するすべての科目は、皆さんの全人格的陶冶を図るために大切な授業であることをしっかりと認識して、学校生活に臨んでください。
 さて、皆さんは入試に合格という勝利を収めた人たちですが、月刊誌致知の対談の中で、勝利を掴む人と掴めない人の根本的な差を、井村アーティスティックスイミングクラブの代表理事を務めている井村雅代さんは、次のように述べています。
「自分でここが限界だと考えていない人、チャレンジすることを面白がる人、それが勝利を掴む人だと思います。自画自賛する人はダメ。まだまだ上があると課題を突き付けられた時に、えっ私はこれだけ頑張ったのにと思う人は絶対に勝利を掴めません。よし次行こう、これやってみようと、目の前に現れる課題を面白がって挑戦していく人はどんどん前に進んでいきます。」と述べています。
 Change & Challenge (変革と挑戦)を為しうる者が勝利を掴むのだということを胸にしっかりと収め、自らが描く夢の実現に向かって最大の努力を払う愛光生であってください。

 保護者の皆様へのご挨拶 略

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