7月28日に開催された第72回全日本吹奏楽コンクール県大会の高校Bの部に本校の吹奏楽部が参加し、銀賞を獲得した。
創立以来、吹奏楽部がコンクールに参加するのは初めてで、記念すべき大会であった。7月29日(月)付けの朝日新聞にも初参加に触れる記事が掲載されていた。
わたしが最初に赴任した学校は、歌に明けて歌に暮れると言っても過言ではないほど音楽教育を大切にしていた。
朝は校歌に始まり、授業の終わりにはホームルームで「愛吟集」の中から歌を歌って解散する。ほとんどの歌曲が混声4部合唱である。
新任教員の歓迎会で、会の始めに教員の男声2部合唱で迎えられた。アルコールが提供される会の冒頭だったので驚いた。なぜ男声2部合唱であったか。それは、わたしが採用された学校の教員のほとんどが男性であったためである。
現在、中1で合唱コンクールを実施しているが、きっかけは前任校での合唱コンクールの企画運営にある。詳細は「チュータのひとりごと」の第15回、16回、606回に掲載している。本校における最初の合唱コンクールは41期生が中1の時であったのでその後30年間続いていることになる。
話を本題に戻すことにする。
わたしが本校に赴任した当時、音楽の先生に「ぜひ吹奏楽部をコンクールに出していただきたい」とお願いしたが、実現には至らなかった。その後も折に触れてコンクール出場をお願いしてきた中で、やっと今年の夏、実現した。
吹奏楽部は体育大会、文化祭、クリスマス祝会等の行事で、素晴らしい演奏を聞かせてくれる。以前に比べると演奏技術も数段進歩しているように思う。今後も間違いなくステップアップを重ね、いずれ大会で最高の賞を獲得できる日がやってくると信じている。
今年は出張のため、初参加の演奏を見ることができなかったことは残念であったが、来年度はぜひ応援に参加したいと思っている。
吹奏楽部の今後の健闘を期待して、今回の「チュータのひとりごと」を終えたい。