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(2024/11/03)チュータのひとりごと 第777回(第32回四国地区私学教育研修会)

 第32回四国地区私学教育研修会を10月24日(木)と25日(金)の両日、松山東雲中学・高等学校で実施した。
 開会の挨拶を紹介したい。

 皆様、おはようございます。第32回四国地区私学教育研修会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
 会場の皆様、ようこそ松山へ。
 JR松山駅前にある句碑に「春や昔15万石の城下かな」、さらには、「初汐や松に浪こす四十島」と小説「坊っちゃん」に登場するターナー島(実名・四十島)を詠んだ句、そして、本会場(松山東雲中学・高等学校)のすぐそばにある松山城を詠んだ句、「松山や秋より高き天守閣」、いずれも愛媛が生んだ正岡子規の俳句であります。
 出湯の街、文学の街、俳句の街、そして毎年、高校生の俳句甲子園が開催される松山へようこそ。
 また本日はお忙しいところ、愛媛県知事の代理として愛媛県参与、松山市長の代理として松山市副市長にご臨席いただきました。誠に有り難うございます。
 日頃より、私立学校教育の振興につきまして、ご理解、ご協力をいただいております。この場をおかりしまして心よりのお礼を申し上げます。
 「時代が必要とする魅力ある私学」という研修目標を掲げ、第32回四国地区私学教育研修会愛媛大会を実施いたします。
 わたくしたち四国四県の私学は、「四国は一つ」、そして「私学は一つ」、「教育は私学から」の理念と誇りを持ち、各校独自の建学の精神を堅持しつつ、「親と子と先生」の三位一体の教育を実践し、日々学校づくりに励んでいます。
 そして、社会や時代の要請に応え、ヘレンケラーの名言、「Life is an exciting business and most exciting when it is lived for others.」(人生は胸躍るものです。最もワクワクするのは人のために生きるときです。)という言葉通り、世のため人のために役立つ人材を、学問の分野、スポーツの分野、さらには、文芸の分野で輩出してきました。今後も四国四県の私学への期待に応えるべく、我々は常にチェインジとチャレンジ、変革と挑戦を重ねてまいりましょう。
 わたくしたちは生徒の学習指導や生活指導に明け暮れる中で、自分の学校は何のために設立され、どのような生徒を育てようとしているのかという私学の根本的な「建学の精神」を忘れてはならないということを、常に心に留めておかねばなりません。
 そして四国の教育の発展のために、さらには、日本の教育の、そして、世界の教育の発展のために努力し続け、保護者が子供達を安心して託すことの出来る私立中学・高等学校であり続けなければなりません。
 そのための二日間の研修であると申し上げて、挨拶とさせていただきます。

 続いて閉会の挨拶を紹介したい。

 ご参加の皆様、二日間の研修お疲れ様でした。
 「時代が必要とする魅力ある私学」という研修目標を掲げた第32回四国地区私学教育研修会・愛媛大会を終えるにあたりまして、一言ご挨拶申しあげます。
 私立学校が、それぞれ異なる「建学の精神」を掲げている中で、わたしたちは「私学は一つ」という理念をどのように展開していけばよいのでしょうか。
 わたくしは、今回の研修会のような機会を活用し、私学がもつ様々な課題また目標を共有することこそが、「私学は一つ」ということであると確信しています。
 この二日間の研修で皆様が得た情報を必ず共有していただき、学校独自の教育に生かしていただくことを願っています。
 今後も、四国そして日本の教育はわれわれ私学が担うのだという意気込みを社会にアピールしていこうではありませんか。
 最後に今回の研修会、当会場の東雲中学・高等学校の教職員の皆様にいろいろとお世話どりいただき、本当にありがとうございました。2年後にまた高知でお会いしましょう。
 皆様、ご苦労さまでした。

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