11月12日(火)の参観日の中1LHRの時間に中1校内合唱コンクールを開催した。
課題曲は「We’ll Find the Way」であった。
自由曲はa 組「マイバラード」、b組「この星に生まれて」、c組「Song is my Soul」、d組「星座」、e組「今日は君のBirthday」で各クラスそれぞれの個性を表す曲を選んでいた。
プログラムの最初の部分は次の通りであった。
1. 開会宣言(司会生徒)
2. 審査員紹介
3. 各クラス合唱
a、e、b、c、dの順に合唱をおこなった。
最初にa組が合唱を始めた途端に涙が出てきた。
わたしは合唱コンクールや弁論大会では審査員を務めないことにしている。
審査をしていると、そちらに気を取られてしまい、感動が半減するのである。
合唱の魅力はクラス全員が声を合わせてハーモニーを醸し出すことにある。歌う生徒のそれぞれの姿を見ていると、合唱のうまい下手には全く関係なく、クラス全体で一つにまとまろうと努力している姿が目に飛び込んでくる。この姿を見た時に思わず感激して涙が出るのだと思う。
涙が出るもう一つの理由は、以前にも触れたが、初めて合唱コンクールをおこなった41期生中1の思い出と、玉川学園高等部で司会者のいない合唱コンクールをOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を使って実施した思い出が重なることでもある。
「行事教育は感動の教育である」といつも述べているが、一生懸命歌った生徒だけでなく、他クラスの歌を聴いた生徒、また、聴衆の保護者も共に感動できたのではないだろうか。
わたしからの話として、「全人教育」に触れ、教育における芸術の大切さを伝えた。
合唱コンクールの優勝はe組であったことをお伝えして今回の「ひとりごと」を閉じたい。