67期生が1月18日(土)と19日(日)に受験した「大学入学共通テスト」は、5年目を迎えた。
共通テストの歴史について述べてみたい。
共通一次テストは本校の21期生が高Ⅲの時に初めて受けたテストである。当時、私は研究社出版の高校英語研究の巻末にあるテスト作成や採点をしていたので、いち早く情報をキャッチし、共通一次の模擬テストを作成したことによって、生徒から感謝された記憶がある。
そして、大学入試センター試験に変更になったのが、32期生からで、63期生から大学入学共通テストに代わることになった。
毎年、共通テストの前日、高Ⅲ生を激励することにしている。体育館か文化会館で一堂に会して激励をしたいところであるが、今年はインフルエンザが流行していたため、放送でおこなわなければならなかった。このような激励はやはり、全員の生徒の前で、熱い気持ちをもって行うべきものであると思っているが、インフルエンザ罹患を考えると仕方のないことであった。
ここで、高Ⅲ寮生の当日の様子を紹介したい。
寮生は、朝、聖ドミニコ寮の食堂に集まり、受験票等の確認をおこなう。そして、わたくしから、一言激励の言葉を受けた後、スクールバスやタクシーで会場へと向かう。
寮の外で、高Ⅱ生が手作りの垂れ幕を持って激励の声をかけるのは、毎年恒例の風景である。わたしは玄関で一人ひとりとグータッチをして、見送りをした。
寮生も自宅生も、教職員や後輩、そして何より、ご家族の応援を得て、大いに実力を発揮してくれたことと思う。
入学試験はこれからが本番である。67期生の健闘を祈りたい。