中学マラソン大会を2月15日(土)に開催した。
今年は天気に恵まれ、冬の穏やかな天候の中でマラソン大会を実施できた。
開会式は生徒が司会を担当し、放送でおこなった。
その後中学1年生から学年別に大会をおこなう。全員でグラウンドを走り、準備運動を終えた後、学年部長の号令でスタートする。
今年の開会の挨拶では、オリンピック大会での日本選手のメダルについて触れた。
日本がこれまでの大会で金メダルを最も多く獲得したのは昨年のパリオリンピックであることを紹介した上で、日本人最初のオリンピックメダリスト、また日本人初のオリンピック金メダリストを紹介した。
続いて、わたしが最初に赴任した玉川学園で、毎日放課後、寮生と共にキャンパスの中を走り、マラソン大会に備えた話をし、生徒たちに自分のベストを尽くしてほしいと述べた。
各学年とも、マラソンに備えた練習の成果を十分に発揮できた者もいれば、当日の体調で自分の望む結果を出せなかった者もいたようであるが、最後まで懸命に走る姿に体育科の教員、学年担当の教員が拍手や激励の声を送っていた。生徒たちの良い思い出になったに違いない。
閉会式はそれぞれの学年で実施した。男子上位10名と、女子上位5名の名前が呼ばれ、前に出て表彰を受けた。
最後の挨拶で、平成25年の愛媛マラソンで優勝した本校の卒業生の話をした。彼はIQランナーと紹介され、新聞にも大きく取り上げられた。彼が在校生に送る言葉として、「毎日こつこつ取り組めば、ある時からできるようになるのは勉強と同じである」という言葉を紹介した。
中3生の閉会式が始まる前に、体育科の教員が「余裕のある生徒はグラウンドのコーンを片付けてほしい」と放送で連絡したところ、何人かの生徒が走ってそれぞれのコーンところに向かい、片づけをおこなった。中にはコーンを頭にかぶって移動する生徒もいた。見事な片付けであった。
一朝一夕にこのような行動はできないと述べて、閉会式で生徒たちに素晴らしい学年に育っていると伝えた。
「体育科の先生方、また、学年の先生方のサポートがあって、この大会が成立しています。お互いの健闘と先生方のサポートに拍手でもって締めたいと思います。」と述べて挨拶を終えた。